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2011年2月22日 (火)

土器・音・空間

2011年2月22日(火)
第10回藤沢市30日美術館「土器・音・空間 ― 時空を超えたコラボレーション ―」(藤沢市民ギャラリー 常設展示室)に行った。

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藤沢市制施行70周年記念行事ということもあり、企画と運営に力が注がれていた感じがした。藤沢市で出土した土器だけに限定して展示し、湘南地方出身の作曲家・武智由香に作曲を委嘱して土器と音楽とのコラボレーションが実現していた。

縄文と弥生の土器は、その当時は生活必需品として少しお洒落な工芸品という位置付けで制作されたのであろう。それが今日では美術品として、アート鑑賞の対象となっているのが何とも不思議な感じだ。

武智由香の曲は現代曲とはいえ、完全五度を随所で鳴らすなど古典的なたたずまいだった。2度の和音も半音は少なく全音を多用していた。これは土器の展示会場という特質に合わせ、鋭い和音を避けて優しい響きを主体にしたからであろう。目的に合わせるという配慮が行き届いた創作だと思う。

静かな空間で落ち着いたひとときを味わうことができた。

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