北原照久の 超驚愕現代アート展
2010年11月7日(日)
「北原照久の 超驚愕現代アート展」(森アーツセンターギャラリー)に行った。
展覧会チラシの副題として「もうひとつの北原コレクション」と書いてある。北原といえばブリキのおもちゃで有名だ。私は古本屋で「ブリキおもちゃ博物館」(集英社文庫)を購入して持っていた。
今回の展覧会で最も印象深かったのは「新宿ゴールデン街」など♪山本高樹の制作した街のミニチュアだ。小さくまとめられた街の模型がとても精巧に出来ており、開いた窓から家の中で寝ている赤ん坊まで作りこまれている。また住居の壁には横尾忠則のポスターまで貼られている!これはまさにノスタルジアの小宇宙だ。
その♪横尾忠則のポスターはかなりの数が展示されていたので楽しかった。まるで山本高樹の作品とコラボレーションしているようだった。
また同じミニチュアでは♪掘哲郎のミニチュア・ハウスもなかなか味があった。特に開拓時代のアメリカの家屋は貧しいなかにもアートする意欲というものが塗りこめられているようで、作者の愛情深さを感じた。
またムットーニこと♪武藤政彦のキネストスコープ・オートマタ(自動からくり箱)も妖しい美しさで満ちている。ただし作品を実際に動かさず展示だけだった。今回は北原コレクションの全貌を俯瞰するという趣旨なので、個々のコーナーの充実度に多少難があったが、まあ仕方がないか。昨年の夏、八王子市夢美術館でムットーニの作品が動くところを観た感動は未だに消えていない。
また、♪加山雄三、♪石坂浩二という有名俳優の作品が展示されていたので、面白い話題を持ち帰ることができた。
全体的に面白い展覧会だった。展覧会はこうでなくちゃ・・・。
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