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2010年11月 6日 (土)

第42回 日展

2010年11月6日(土)
「第42回 日展」(国立新美術館)に行った。

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私は数十年間にわたる展覧会通いの実績をエクセルの表にまとめている。しかしその表で「日展」を検索したがヒットしないのだ。もしかして今回、私は生まれて初めて日展なるものに足を運んだのだろうか?そういえば、日展を観たという記憶が無いことに気がついた。こんなことで美術愛好家といえるだろうか?

もしかすると、私の好きな抽象や心象風景は少ないだろうという理由で敬遠してきたのかもしれない。それでも絵画、工芸は完全抽象や心象風景がちらほら展示されており、それらの作品のレベルの高さを感じて安心した。しかし彫刻の展示場に入って唖然とした。

この展示場はいったい何だ?広い部屋に裸の人の形が所狭しとぎっしり並んでいて、まことに異様な光景だった。ある人はこれを「大衆浴場」と呼んだそうだが、言い得て妙だ。完全な抽象作品はゼロ。ちょっぴりアヴァンギャルド的な作品も3,4点しか見つからなかった。

Photo_3

それにしても不思議だ。日展全体が抽象作品を締め出しているなら、善し悪しはともかくとしてまだ理解できる。しかし絵画、工芸では抽象作品が含まれているのに、なぜ彫刻だけが完璧に具象オンリーなのだろう?

そのような疑問を残し、尊敬する音楽ライター・ハシビロコウさんへの絵葉書を買って帰宅した。買ったのは小河原和子の「響き」という作品。一昔前だったら、これが日本画だとは誰も思わなかったことだろう。

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