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2010年11月18日 (木)

岩崎幸之助 彫刻展

2010年11月17日(水)
「岩崎幸之助 彫刻展」(成城さくらさくギャラリー)に行った。

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大好きなアーティストだ。岩崎幸之助の彫刻のどこを好むか?それは直感的な要素を含むので、言葉で説明すると本筋から外れてしまう恐れがある。あえて述べるなら、同じく大好きな彫刻家コンスタンティン・ブランクーシのように理論的・都会的な構成と、感覚的・自然的な肌触りが同居しているからということになるかな。

これまで観てきた岩崎幸之助の作品には「水太鼓」と「太陰暦」という2つの流れがある。ブランクーシに例えれば「マイアストラ」の連作という感じだ。今回はどちらのグループにも新しい試みがあって楽しかった。

これまでの「水太鼓」は穴を掌などで叩いて音を出すタイプが主流だった。今回はそれに加え、水に浸した作品を回すと静かにゴボゴボという水音がする癒し系の作品が展示されていた。またギャラリーの入口外には、大きな円形の作品があった。これは回すと中に入れてある小さな石が転がってゴロゴロ音がするという作りになっていた。

「太陰暦」にも新しいバージョンがあった。小さな3つの作品を三角形状に並べ、その上にリング状の作品をかぶせるように置いたものだ。その置きかたをいろいろ変えることにより、異なる印象となる点がポイントだ。このリング状の部分は外観が滑らかに磨かれ、内部にはワイルドな鋭い切れ込みがいくつも見られた。戸谷成雄が木製の彫刻の内部にチェーンソーで鋭い切れ込みを入れた感じを想いだした。ただし石と木という素材の違いにより、両者の印象はかなり異なっている。

これら2つの流れ以外にも、チラシの中央(案内葉書の右側)に紹介された「太陽柱」など興味深い作品が多数観られ、充実した展覧会だった。

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