平松敬子『月の布告』展
2010年11月13日(土)
「平松敬子『月の布告』展」(gineta:藤沢)に行った。
いきなり飛躍で恐縮だが、平松敬子の作品を観たらブランクーシの彫刻作品を想いだした。なぜかと言うと、そこには数学的・理知的な構成と、原初的・自然的・土着的なマチエール感が共存していたからだ。
平松敬子は手をかけてパルプを自ら調製する。そのパルプで出来た和紙に古布などをコラージュしてゆく。作品によっては道端で拾った缶の蓋も貼りこんでしまう。そのように、素材はきわめて庶民的な味わいがある。
一方、それらの素材を組み合わせて得られた全体構成は、まるで計算したかのように幾何学的な秩序を見せている。これが平松敬子の作品の魅力なのだと思う。
これからも素敵な作品を産み出してくれることだろう。
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