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2010年6月13日 (日)

忙しくなった音楽活動

このところ本職(ウソ。本当はサラリーマン)の音楽活動がたて込んできた。忙しいので趣味(これは本当)の展覧会通いに支障が生じてきた。これは問題だ。

♪1.作曲

その1:メゾソプラノとピアノの為の歌曲
私の音楽仲間(ピアニスト。以下仮名の「よいこ」)から「友達が詩を作ったので歌にして下さい」と間接的に頼まれ、歌曲を作曲した。当初は「素人にしては良く出来ているわね。」程度の社交辞令でも言われておしまいかと思っていたのだが、これがとんだ思い違いだった。

ある日、よいこ宅に作詞者と歌手が集まり、この曲を試し演奏してくれた。そしたら歌手から「ここは歌いにくいからこう直して欲しい」とか、作詞者からは「詩の先生に相談した結果、一部歌詞を変更したい」などの要求が沢山出たそうだ。そしてよいこがそれらを譜面に赤入れして渡してくれたのだ。

プロの作曲家だったらクレームと感じ、「俺の作った曲に文句をつけるのか」と怒るかもしれない。でも私はド素人なので、自分の作った作品を真剣に受け止めてくれて、しかも建設的なアイデアまで出してくれたのだから、こんな嬉しいことはない。

でもこれからが大変だ。当初「これで終り」と思っていたところ、逆に修正作業が生じてしまったからだ。そして往々にして、手直しというものは新規作成よりやっかいな場合がある。でもまあこれも試練と考えよう。がんばるぞー!

その2:サロコンサートのアンコール曲
8月14日(土)の午後、横浜市イギリス館でサロンコンサートを予定している。シューマンのメモリアルイヤーにちなんでシューマンのピアノ三重奏曲、四重奏曲、五重奏曲を立て続けに3曲演奏するというからほとんど狂気の沙汰だ。

そして最後にピアノ五重奏の編成でアンコールを演奏する企画を立てたのだが、この作曲を高校同窓生のプロの作曲家(仮名:イケメン)に頼もうという話が持ち上がった。先日の高校の同窓会で演奏仲間がイケメンと再会したときに話しが盛り上がったのが契機だったそうだ。

私がこれを黙って見ているわけがない。直ちにイケメンに挑戦状を叩きつけた。すなわちアンコール曲の作曲で果し合いをしようと。彼はプロだから平均打率では圧倒的に優れている。しかし「居合い抜き」的な一発勝負では私にも分があると思ったのだ。それがまた「作らにゃいかん」というプレッシャーになってしまった。

その3:保土ケ谷区つながり
よく一杯飲りに行く店のネットワークで「音頭」など地域性の強い曲を作ったら、一部で受けてくれたようだ。その続編の話が今後出てくるかもしれない。その可能性は店に通う回数を変数とする函数になっているから、どうなるかわからない(笑)。

♪2.編曲

その1:校歌と応援歌
これは最近めでたく終了。先日の高校同窓会で同期の仲間と弦楽三重奏、四重奏を演奏したのだが、受けを狙って校歌と応援歌を編曲して弾いたのだ。

その2:小学校の校歌
依頼人は私の出身の中学の同窓生。きっかけは、その中学のオーケストラが、私の娘の通った小学校のために演奏をする地域イベントだ。そのため、その小学校校歌を編曲するというわけだ。

頼んでくれたのは嬉しいが、これは難しい。私の出身中学は公立にしては珍しく当時(年齢がバレるから時代はナイショ)からフルオーケストラがあったのだ。当時はモーツアルトの時代程度の編成だったが、その後サックスなどのパートが加わり、管楽器の編成はブラスバンドのようになっている。そのため私が機能を知らない楽器(サックス、ユーフォニアムなど)が多いのだ。

なじみの薄い楽器の場合、最低でも音域には配慮しなければならない。それに加え、どれほどの動きが可能なのかを見極めなければいけない。これに演奏する生徒たちの力量という要因も加わる。本来なら生徒たちの演奏を何回か聴いて必要な情報を蓄積しないと出来ないことなのだが、そこを推測を交えてやろうというのだから難しいのだ。でもがんばるぞー!

♪3.演奏

その1:発表会での独奏(と連弾?)
「よいこ」がお弟子さん達のための発表会を企画しているが、人数不足で成立するかどうか不安だと言った。そこで馬鹿な私は「僕が出ようか」と言ってしまったものだから、後に引けなくなった。

易しい曲でごまかすならいいのだが、さらに馬鹿の上塗りで難しい曲を弾くと宣言してしまったのだ。恥ずかしいから曲名は書かないけど、誰でも知ってるピアノの名曲だよ。 さらに「よいこ」との連弾も弾けという。

以前、横浜山手ブラフ18番館でのサロンコンサートでヨハン・シュトラウスの「こうもり」序曲の連弾を弾いたことがあった。私はチェロでは人前であがることはあまりないが、ピアノは緊張してしまう。その日も連弾のことで頭がいっぱいで、本来の演奏(ピアノトリオ)でのチェロ演奏にまで影響が及んでしまった。共演者の「ヴァイオリン弾き「じゅんちゃん」から「心ここにあらずだったぞ」と怒られてしまった。

はたして連弾まで弾けるのだろうか? 独奏も、ブルクミューラーあたりでお茶を濁すのって、ダメかなあ・・・。

その2:シューマン3曲出ずっぱり
先に書いたとおり、横浜市イギリス館でサロンコンサートでシューマンのピアノ三重奏曲、四重奏曲、五重奏曲の連続演奏を行うが、私はこれらの3曲すべてにチェロで出演するのだ。これは演奏技巧というより、体力的に無理なんじゃないだろうか?

異論があるかもしれないが、チェロにとっては三重奏曲が最も難しい。そこで曲順が3,4,5なら、冒頭の三重奏(難しい)で疲れ果て、あとの2曲は惰性で流してゆくという戦略がいいかと思った。最後の五重奏のピアノは妻(仮名ジョアンナ)の久しぶりの加入なので、チェロが弱い分はカバーしてくれるだろうと勝手に予測している。

その3:その他のサロンコンサート
上記イギリス館以後、9月に2回、10月に2回とたて続けにコンサートに出演する。もうこうなると体力の限界に近くなる。指がつらないといいのだが・・・。

♪4.評論(作曲、選曲、曲順、運営)

私は演奏評論は「書けない・書かない」をポリシーとしており、音楽に関して何か意見を書くなら作曲、選曲、曲順、運営に関してだ。そもそも展覧会通いに忙しく、コンサートにはあまり行かなくなっていた。しかしこのところ友人の作曲など、足を運ぶ必要のあるコンサートが増えた。

その1:大橋美智子の作品
本日さっそく出かける。友人の作曲家 大橋美智子さんの声楽作品が演奏されるのだ。でも怖くて作曲評は書けないな(笑)。

その2:オンド・マルトノ
これは勤務先関係者からの紹介。大家素子のオンド・マルトノ演奏だ。7月28日(水)東京オペラシティーリサイタルホール。「ジョヴァンニさんは現代音楽がお好きでしょう。行きませんか?」と言われたら、これは行かねば。大好きなメシアンの作品も演奏される。「未刊の音楽帖」という曲名も素敵だ。それにもともとオンド・マルトノの響きも好きだった。

というわけで、音楽活動で忙しいのであります。尊敬するライターのハシビロコウさん、最近展覧会の絵葉書を送る回数が鈍っているのはそういう理由ですので、どうかご了承くださいませ。

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コメント

作曲とチェロの演奏、そして美術と素晴らしいですね。
是非、都合がつけば、コンサート伺いたいです。

8/14(土)15:00からイギリス館でサロンコンサートを行い、久しぶりに妻と共演します。メモリアルイヤーなのでシューマンのピアノ三重奏(第2番)、四重奏、五重奏と立て続けに弾くのです。妻は五重奏に出ます。

この3曲で私一人だけが全部出演します。上手・下手の次元を超え、体力がもつかという課題が生じています。指がつらないといいけど・・・。

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