ロトチェンコ+ステパーノワ ロシア構成主義のまなざし
「ロトチェンコ+ステパーノワ ロシア構成主義のまなざし」(東京都庭園美術館)に行った。
展覧会の名称を見て最初はロシア構成主義の全貌を探る企画だと思った。そしてタトリンやマレーヴィッチの作品に会えるかなと思っていたのだが、実際はロトチェンコとステパーノワの二人展だった。でもこの二人の作品はあまりまとまって観る機会が無く、一方タトリンとマレーヴィッチは他の展覧会で多数観ているから、結果としては有意義だった。
ロシアの前衛芸術家がイタリアの未来派の影響を受けながらも、自分たち独自の個性を主張し、未来派とは袂を分かつ動きに出たという説明があった。その辺の事情は知らなかったのでよい勉強になった。
ロトチェンコの「湯沸し用ティーポット 連作『茶器セットデザイン』」の絵葉書を購入。バウハウスに通じるものがある。シュレンマーか誰かの作品だと言われたら信じてしまうだろう。
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