Xmasアートフェスタ
「Xmasアートフェスタ ~銀座からのおくりもの~」に行った。今年の5月に開催された「画廊の夜会」の年末版みたいな企画だ。
「画廊の夜会」は1日だけの開催だが、営業時間を21時まで延長し、勤め帰りのサラリーマンでもゆっくり立ち寄る場を提供することにより、アート愛好家の裾野を広げるという企画であったかと思う。
これに対して今回の「Xmasアートフェスタ」は開催期間を1週間に延ばし、さらに1万円で買える作品を用意して「展示即売」的な要素を打ち出していた。(ただし営業時間は画廊によって異なり、17時頃に閉めてしまうところも多い。)
これら2つの企画を流れとして捉えると、「画廊の夜会」で裾野を広げるとともに敷居を低くし、「Xmasアートフェスタ」では「購入グセ」を付けさせるという段階を踏んだ戦略ではないかと考えた。そうすると次は「高いがいいものを買ってもらう」という段階に上るのか?
印象に残った画廊・アーティスト・作品を記しておこう。
絵葉書に作られた「羽化」は幻想的な作品だ。顔だけ見るとまだ十代の女の子かと思われるが、服や彼女を取り巻く花や蝶の煌(きら)びやかさによって、妖艶な女がそこにいる。
絵葉書の「暗雲」をはじめ、海洋生物あるいはそれに似た形状のものを繋ぎ合わせて構成する作品が多かった。その精緻な線刻には畏怖をおぼえる。
♪ギャラリー川船は「歳末・Xmas正札市展」と称し、価格の下限を数千円まで落として気軽に購入できる体制と雰囲気を整えていた。これも一つのいきかたであろう。ヴンダーリッヒの作品が比較的安価で掘り出し物かと思ったのだが、微妙に好みに合わなかったので購入を思いとどまった。
今回は会期ギリギリで駆け回ったので落ち着いて観ることができなかった。来年はもっと余裕を持って行くことにしよう。
« 明治大学交響楽団 第86回定演 | トップページ | 内井昭蔵の思想と建築 »
この記事へのコメントは終了しました。




コメント