青葉台の鉄人28号
過日になるが、青葉台のフィリアホール・リハーサル室で小さなコンサートを開催した。その日、青葉台地区を散策したのだが、これが結構楽しかった。
な、何だこれは!どうして鉄人が青葉台に出現するのだ?敷島博士の自宅でもあったのか?私はマニアではないので、このあたりのバックグラウンド情報を持っていない。あしからず。この鉄人は美容院に隣接して設置されていたから、店主の好みなのだろうか。
というのは嘘でだが、それではこれは何だろう?何かしらの造形物に違いないが、その使用目的が読みづらい。これはオブジェに違いない。
陶芸教室のPRのために設置されたものだろうけど、面白い。おおきな壺にたくさんの小さな陶器が嵌め込まれた様相は、垂直に伸びる「親亀の上に小亀」を横に倒したようで楽しい。このオブジェに惹かれて教室に吸い込まれた受講者は結構いそうだ。
抽象に偏り過ぎたので舵を具象に切り直そう。題して「二人の子供の座像」。
「青葉台公園」の入口に設置された彫刻だが、銘版が見つからなかったので作品名も作者もわからない。そして材質は何だろう?長い間風雨に晒されて、表面が磨り減っているようだ。ただ、その効果というか、柔和な感じが醸し出されている。作家はそこまで計算したのだろうか?
秋晴れの陽光を浴びて、銘版も輝いている。
公園に来たのでそろそろ「青葉台」にちなんで青葉を観賞しよう。
この重層的な樹木と葉の積み重なりを見よ。これこそ「青葉台」に相応しい眺めではないか。異なる種の樹木が同居しているので、鳥たちが好みそうだ。
日本に生まれて良かったと思う瞬間がここにある。紅葉の赤は葉の緑と対照をなし、互いに引き立て合って美しさを倍加させている。
何となく邪悪な顔を連想させるが、見方によってはユーモラスでもある。この二面性はどこから来るものなのか。
未完成の顔だ。その不完全さが憐れみを呼び、同情を募る。その吸引力でこの公園は評価を保っているのか。
「落葉ハウス」という実用的なのかオブジェなのか判別しかねる物まで登場する。ここには邪悪になりきれなかった悪鬼が棲んでいるに違いない。
ここは松と鉄塔が高さを競う競技場だ。試合前の松たちの威容。勝利間違えなし。
背の高さで劣る松たちは、鉄塔の足組みにしきりにちょっかいをかけ始める。その程度の力で鉄塔を倒せるわけがないのだが、松たちのいじらしさに共感をおぼえてしまう。
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