富士山麓:中井PAでの理科離れ防止策
私たち「かつての少年少女探検隊」(仮称)8名は、「少年少女が心身共に健康となるためには、今私たちに何が出来るかという重大かつ困難な課題に取り組むためのきっかけを作るために企画立案された富士山麓(さんろく)地域に身を置いて頭を冷やしながら熟考する場を提供してもらう、かつての少年少女のためのバスによる移動セミナー」(仮称)に参加した。
これを普通の言葉に翻訳すると「おじさん・おばさん8人が日帰りバス旅行に行った」という短く簡潔な表現になる。しかし、それでは夢も何もなくなるではないか。私たちには人格も夢も希望もあるのだ。それを忘れてはならない。
まず到着したのは東名の「中井パーキングエリア(P.A.)」。台風による決壊の直前である。運が良かった、と言うと不謹慎になるのでやめる。
「かつての少年少女探検隊」には「かつての理科少年」というメンバーがいる。名前が長いので、ニックネームの「博士」と呼ぶようにしよう。博士は、あいにくこの日「学会」なるものに出席するためこの「移動セミナー」には来られなかった。残念だ。
その学会では、子供達の「理科離れ」をいかに食い止めるか、というテーマも取り上げるらしい。そしてそのテーマは偉い先生方が集まる学会でなくても、私たち「かつての」軍団でも充分に検討する素養と能力があるのだ。
そして話を「ドライミスト」に戻す。これは一対の大砲のような筒から霧を噴出す装置だ。そうだ、これを理科離れ防止に役立てよう。
ある日、平和な地球を「怪獣ネップー」が襲ってきました。この怪獣は口から熱風を吹き出し、あたりを灼熱地獄にしてしまうのです。しかし地球軍は秘密兵器「ミスト砲」を発射。「怪獣ネップー」の放つ熱を見事に食い止めました。
とか何とか言って子供達を喜ばせ、いつの間にか理科教育をしているという筋書はどうだろうか?最初から「気化熱を奪う」などの難しい表現をせず、まずはゲーム感覚で子供達の気を引き、その隙に巧みに勉強させてしまうというわけだ。
この理科話はこれだけでは終らない。「ミスト砲」から発射された霧状の水滴は上昇気流に乗って上へ運ばれる。
この気流に鳥が乗り、いとも簡単に空を飛ぶ。よく見るとパーキングエリアの看板が鳥の形をしているでしょ?そしてその風は樹木をそよがし、さらに上昇して雲となる。この重層化した空間がこの1枚の写真に凝縮されている。
このような話に喜んだ子供達は理科が好きになり、日本の科学技術を発展させ、天馬午太郎のような天才科学者を輩出させ、夭折した天馬飛雄君にそっくりなロボットを誕生させるに至るのだ!
というような夢を抱き、「かつての少年少女探検隊」は行く。
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