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2009年7月11日 (土)

宮崎進 – 漂白 Wandering -

「宮崎進 – 漂白 Wandering -」(多摩美術大学美術館)に行った。

Photo

宮崎は若い頃に、芸人一座の舞台美術担当として活動していたそうだ。しかし今回の展示の中心となった「旅芸人シリーズ」は、それよりはるかに後年、シベリア抑留から帰還した後に描かれたという。意識の原点(芸人のお付き美術家)と悲哀と逆境(捕虜体験)が結びついて作品に結晶したという感じだ。

そのため作品には暗くて淋しい印象が付きまとう。しかし同時に生き抜く強さも併せ持っているように感じた。それらに混じって、「香具師」などクレーのように幻想的で不思議な明るさを持つ作品もありホッと一息ついた。

ストレートには好きになれない作家なのだが、以上の理由で時々気になることがある。作家(とその作品)の持つ芯の強さに抗えないのかもしれない。

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