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2009年7月23日 (木)

府中:郷土の森

「府中市郷土の森博物館」に行った。

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私が住んでいた頃は単に「郷土の森」と呼んでおり、園内の何カ所は造成中だった。今回久しぶりに訪ねたら、当時工事中だった所がほとんど完成しており、ほぼ完全な形で営業していた。

ゲートを抜けると、いきなり速水史朗の大きな作品が出迎えてくれた。

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これは「魂・蔵・祖」という三部作の「祖」であるらしい。悪霊を退散させる道祖神の役割を担わされていると説明書きにあった。

2つ目の「魂」はもっと入口近くにある。

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そして3つ目の「蔵」を探したが、見つからない。従業員の人に聞いたらその作品は屋外ではなく「博物館本館」の2階にあるという。早速行ってみたら屋上の中庭に設置されていた。しかし中庭に出られないのでガラス越しの観賞となった。

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本館の1階には望月菊麿(もちづき きくま)の「知恵の門」が置かれている。

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宇宙的な神秘を感じさせる現代的な抽象作品で面白い。

それと好対照をなすものが園内に見つかった。

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これは「路傍の仏」とでも呼ぼうか。素朴で、自然で、かつ原初的だ。人が自然を愛で、静かな祈りを捧げるための対象である。気のせいか、この仏のあるポイントから林の中に一直線に「気」の通り道が貫通しているように見える。

宗教心に相対するのは俗世間の心である。俗人はヌードに気を高ぶらせる。

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これは巨匠・佐藤忠良の「裸のリン」だ。裸婦も芸術なり。これぐらいの達人になると、作品に刻まれたサインにも独特の味がある。

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すると「こっちへ来なさい。もっと面白い物があるから」と手招きする町人らしき者あり。

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川崎平右衛門定孝という名士で、農民から幕府勘定所の要職にまで昇進したという。これはめでたいお方だ。このような偉い方が指し示されたのだから、どんなに貴重なものでござろうか。

と思ったら、何だこれは。

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ティラノサウルスの復元模型だが、府中では恐竜の化石が発見されてないという。

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それなのになぜこんな物を設置するんだ。紛らわしいではないか・・・、と苦情を言おうと思ったが、「顧客起点」で考えると、お客様である子供たちが喜びそうな物だから、まあいいかと思った。

気を取り直して坂道を上ると、そこにはさらに上に行かんとするような像あり。

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これは長崎の「平和祈念像」で有名な北村西望の「無限~夏の星空」だった。

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無限と言えば、無限の命。無限の命と言えば不死鳥。不死鳥(フェニックス)と言えばこの「フェニックス」という名の植物にゆきあたる。

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命を永らえるためには水が必要だ。水は滝となって流れ落ち、

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水車を回して人々の暮らしにも潤いを与える。

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人々は家を造りそこに住む。門扉の向こう側には人の気配が。

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郷土の森に民家あり。

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