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2009年7月26日 (日)

だまし絵展

「だまし絵展」(Bunkamura ザ・ミュージアム)に行った。

Photo_2

このジャンルは昔から大好きで、今回の展示作品の多くは実物あるいは図版で観たことがあった。しかし、やみくもに眼にとまる作品と作家を追い求めてきたので、その知識は系統立っていなかった。

この展覧会にように専門の学芸員が企画し、筋道立って紹介してくれる催しは自分の知識の棚卸しを行い、頭の中をきちんと交通整理することが出来るので助かる。また既知の作品が多かったとはいえ、初めて接する作品や作家もあり楽しかった。特に日本の作品は「灯台下暗し」で知らないものが多かった。

展示作品の中で一つ気になるものがあった。デ・スコット・エヴァンズの「インコへのオマージュ」である。

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ガラスが割れた箱と中に入れられたインコの剥製がリアルに描かれているという点は、今回の企画の趣旨(だまし絵)に沿っており別段どうということはない。言いたかったのは、ジョセフ・コーネルの箱の作品によく似ているという点だ。

この作品の写真を見せられて「これはコーネルの作品です」と言われたら素直に信じるだろう。それほどそっくりなのである。では、両者はつながりがあるのか?

先輩はエヴァンズで1847年に生まれ、1898年に没している。これに対してコーネルは1903年生まれ、1972年没である。つまりコーネルはエヴァンズ逝去の5年後に生まれているから、エヴァンズに直接会ったことは無い。考えられるのは、エヴァンズの作品あるいはその図版を見て「箱」のアイデアを得たということだ。

以上の仮説が正しいかどうかわからない。どなたか、本件についてご存知の方がおられたらご教示ください。

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