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2009年7月29日 (水)

大阪:御堂筋彫刻ストリート

大阪の御堂筋は「御堂筋彫刻ストリート」と呼ばれ、道路の東側・西側のほぼ1ブロックに1つづつ屋外彫刻が設置されている。ウェブの案内によるとその総数は28となっている。しかし私が行った時はそのうちの1つ(ルノワールの「ヴェールを持つヴィーナス」)が建物の工事に伴い撤去されていたので、合計は27であった。

ただ残念なことに私の好む抽象彫刻(あるいは半抽象)は少なく、多くは具象ものであった。それらの中に私の趣味に近いものを拾い上げてみた。

まずいきなり「御堂筋彫刻ストリート」のサイトでは紹介されてないはみだし作品から。齋藤智の「風姿」だ。

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微妙な曲線が折り重なった不思議な形をした柱が2本、寄り添うように立っている。この作品名は「風姿花伝」から採ったものであろうか?近代的なビルの前に置かれたモダンな抽象彫刻に、ミスマッチを恐れず日本の伝統的な名前を付けた作品だ。その姿は優美でかつ強靭だ。

半抽象ものでは、リン・チャドウィックの「少年と少女」が目にとまる。

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身体が三角形で表現されたこの作品は、具象の雰囲気を残しながら、心地よい構成感を打ち出した作品だ。

似たような感じの作品として、日高正法の「啓示」がある。

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よく見ると、下のほうを指差しているではないか。私が好きな「下を向いて歩こう」を促しているのか。すると、期待に応えて大阪城を想起させるマンホールの蓋があった。

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脱線してしまったので本題に戻そう。もっと抽象度が進んだ作品としては、巨匠ヘンリー・ムーアの「二つに分断された人体」がある。

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人体というより蛇を想わせる形だが、その構成感は見事である。

絵画に例えるなら「熱い抽象」に近いイメージを持つのがフィリップ・キングの「火の玉 No.1」だ。

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形而上的な感覚を追うなら、ジョルジオ・デ・キリコの「ヘクテルとアンドロマケ」かな。

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絵画でも有名な作品だ。

オシップ・ザッキンの「アコーディオン弾き」もある。

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光の加減であまり鮮明に写っていないのが残念だが、なかなかの作品だった。

御堂筋は綺麗な通りだと思っていたら、おそうじロボットがいたのか。

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「スターウォーズ」の映画から抜け出たような姿をしている。

御堂筋の魅力は彫刻だけではない。「オーガニック・ビル」という名所もある。

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外壁の出っ張りが植木鉢になっており、そこに多数の植物が植えられて一種独特の景観を産み出している。 隣りのビルの窓ガラスには断続的にその姿が映っていて面白い。

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店の入口のデザインもいけてる。

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パーキングの看板はポップ調だ。

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御堂筋は魅力で一杯だ。また来よう。

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