画廊の夜会
2009年5月29日(金)
「画廊の夜会」なるものがあるというので、マダン・ラルの個展を観た後、覗いてみることにした。銀座の29画廊が参加し、夜の9時まで開けているというので、F君と私はそのうち数カ所を回った。
勤めが終った後でもゆっくり観賞できるので、私のようなサラリーマンに嬉しい企画だ。しかし訪ねる先々で気になったのは、ギョーカイ関係者の姿が目立ち、一般客が少ないということだった。
これは宣伝が足りなかったからなのか?このような催しは私たち一般の素人の目を広げさせてくれる良い機会だ。だからもっと集客したらアート愛好家の裾野が広がり、その結果としてギョーカイの繁栄にもつながるだろうと思った。
こういう企画に乗ると、普段知らない画廊が身近になるというメリットがある。今回初めて訪れた画廊もあった。一方、老舗でだいぶ昔に行った記憶があるが、しばらく遠ざかっていたところもあった。
「ギャルリーためなが」もその1つで、久しぶりに入ってみた。開催していたのは「智内兄助展」。強烈な作品群だ。ジョージア・オキーフの巨大で妖艶な花弁が和風に変身し、それが加山又造の琳派絵に舞い降りた、というたたずまいだ。
「靖山画廊」では「杉浦誠 木彫展 ~鳥の視点~」を開催していた。マッチ箱より小さい家が密集した街を上から眺めた作品があった。最初、個々の家を必要数だけ作り、それを板の上に並べて接着させたと思っていた。しかしよく見ると、大きな木材を直接彫ったように見え、作業の細かさに恐れ入った。
壁に掛けられた作品も、最初は紙あるいは紙のように薄い樹皮を折り曲げて作ったと思ったが、よく見ると薄めの板を一部彫り込んであった。目立たないところに手をかける奥ゆかしい作家なのかもしれない。








































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