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2009年5月21日 (木)

ヴェーグ2009展

「Weg2009 -ヴェーグ2009- 展」(シロタ画廊2:銀座)に行った。おなじみF君が私の趣味に合うだろうと勧めてくれたのだ。6人の新進アーティストの競演といった感じの催しで興味深かった。

◆木村由紀子の「クレスト」は自由な抽象構成だ。地味だが美しい色彩を伴い、今回の展示の中でも最も気に入った。岩盤を崩すと、その中に混成物が折り重なって美しい紋様を形成していた、というようなたたずまいである。

◆米田和秀の「星宿る地」は、同名の2つの絵画作品が並置され一対で展示されていた。左は聖母マリアを想起させる婦人が光り輝く星状の物を抱いて立っている像だ。そして右は荒野の枯れ木に烏が止まり、その手前には耕作機械のような物が打ち捨てられている図だ。

右の絵の枯れ木には、よく見ると龍や蛇が描き込まれている。枝木の皺(しわ)に同化しているのでわかりにくいが、確かに何体か認められる。つい、あっここにもいた、あそこにもいた、と異形のものを探して遊んでしまった。これは作者の企みというか、読者サービス(絵だから鑑賞者サービスか)かもしれない。

◆波田浩司は2007年の「選抜奨励展」で秀作賞を得た作家なので記憶がある。「羽の舞う日」は当時と同じ作風で、くねくね曲げられた人物が特徴だ。その人物の描き方は趣味に合わないが、動と静が一体となったような全体構成は面白い。

その他の作家も面白い作品を描いてくれた。感謝したい。そしてF君、情報ありがとう。

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コメント

米田先生は龍も蛇も描いた覚えないって言ってましたよ。

ご指摘ありがとうございました。作家さんご本人がおっしゃるので本当でしょう。

自分で断定せず、「何か心騒がせるものが絵の中に潜んでいるように見える」とか、そういうように書くべきでしたね。大変失礼しました。

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