鎌倉:長谷寺
この長谷寺は注意しないと不利益を被ることになりそうだ。まずいきなり木瓜(ボケ)と言われるとハッと我に返る。
これはまずい。もっと緊張してつけ入る隙を与えないようにしなきゃ。私のハンドルネーム(序盤に隙あり)は名前だけで沢山だ。
意味が理解できない人のために「あなたの食べ物狙ってます」とご丁寧に解題してくれている。これはちょっと複雑な気持になってしまう。
警戒心なぞまるで感じられない。昨今流行りのセキュリティはどうなってるんだ。また私が餌を惜しみなく与える馬鹿な人間に見えたのかとも思う。
花壇にある三脚禁止の立て札が気になって、ふとその背後を見たら巨大な赤い花が。
なんだこれは!肝っ玉がすわっている人間かどうかテストされているみたいだ。
「おうばい」とご丁寧にふりがながふってあるところがまた私の精神に突き刺さる。確かに私は漢字が苦手だが、黄梅ぐらい読めらあ。
「まあまあ、そう絡みなさんな」と言わんばかりに枝が絡み合っている。だいぶ前にお客様を連れてシカゴに出張に行った際、自由時間にイタリア料理店に入った。まず酒のつまみに何かというので「カラマリ」を頼んだら、これが絶品。あっいけない。脱線してしまった。
しかしよく見ると、周囲に干支の動物がぎっしり彫られていた。「全部言えますか?」と試されているようで、何とも落ち着かない。石灯籠、お前もか。
ふれ愛観音は女性ばかり丁寧に応対し、私なんぞは相手にしてくれないし。
少々被害妄想になっているから、美しい木立を眺めて癒されようと思った。
すると怖ろしいものを発見してしまった。一番左の木の上のほうを見よ。薄笑いを浮かべた人間の顔が・・・。こりゃあもう限りなくビョーキだ。
やっとのことで境内の外へ逃げたら、そこには瘤を持った巨木が最後のとどめとばかり仁王立ちしていた。
皆さん、長谷寺に行くなら事前に心身を鍛えておきましょう。
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