鎌倉:大仏殿
この参拝券の写真は不思議だ。目線が大仏様の中心(胸のあたり)に水平に当たっている。ということは、普通の人間の背丈では撮れない写真ということになる。三脚でも立てて撮影したのだろうか。
この案内板は以外にパっとしない。左上にはトイレが赤字で強調されている。しかしある意味でこれは参拝者のためを思った配慮なのかもしれない。参拝者にとっては、どこに何があるという事より、トイレはどこかのほうがサバイバルに必要な情報だからだ。
そして石碑の周囲には垣根が巡らされ、2,3本の樹木も植えられている。この石碑だけで一つの空間を形成している。さすが国宝を擁するお寺だ。
この境内には大仏様の放射する説法ビームが飛び交っているらしい。この参拝者を見よ。
大仏様の「お導き」に従って、左右に散ることなく、脇目もふらず整然と行進している。
しかし奇妙なことに、大仏様からある一定の距離以内に接近すると、参拝者は突然クモの子のように散らばってしまう。
これはどういうことなのか。大仏様のビームは遠くに照準を合わせているので、近いところに来るとビームが頭の上を通り越して影響がなくなるとでもいうのか。
熱力学第3の法則により、エントロピーは常に増大する、なるほど、大仏様の近くでは熱力学の法則の実地検証ができるように仕組まれていたのか。
旅の仕上げに、料金20円也を支払って大仏様の中に「侵入」させてもらう。すると驚いた。大仏様のお腹の中には漆黒の深い穴があり、奈落の底につながっていたのだ・・・
というのは嘘で、この写真は大仏様のお腹の中から逆に上を見上げて撮ったんだよ。穴になっているところが首の部分かな。なかなか迫力がある。今回の旅のハイライトだ。
大仏の胎内、いまでも20円なんですね。
日本各地の巨大仏巡りも趣味なわたしは
胎内巡りは随分しましたが、
鎌倉の大仏の胎内も小さいながらいい空間ですね。
投稿: テツ | 2009年4月17日 (金) 13時55分
テツさんなら一度は胎内めぐりをされたと思いました。もっと上下左右の方向で写真を撮りたかったのですが、参拝客でラッシュ状態になり、遠慮しました。他の人にあまり迷惑をかけずに撮るには、結局上を向くしかなかったのです(笑)。
投稿: ジョヴァンニ | 2009年4月17日 (金) 16時36分