鎌倉:極楽寺
極楽寺駅のすぐ裏手にあるのが極楽寺。忍性菩薩が開山したという案内板が日英対訳で書かれているが、なぜか英語のほうが内容が詳しい。日本では普通は逆なんだが、不思議だ。ふうん、極楽寺は当初私の住む藤沢にあり、鎌倉に移転したのか。
この極楽寺は境内での写真撮影と写生を禁じている。門の前は暗く、無理矢理写真を撮るとこうなってしまう。石柱に彫られた「極楽寺」という文字が読めるだろうか。
写真を残せず残念だが、さほど広くない境内には「八重一重咲き分け桜」、「製薬鉢」など見所がぎっしりだ。「見ざる・聞かざる・言わざる」ならぬ「見ない坊さん・聞かない坊さん・言わない坊さん」が彫られた石碑もあった。人が逆に猿の真似をするようで、哀しいながらも滑稽だった。
境内が撮影禁止なので腹いせに下を向いて写真を撮った。さすが鎌倉。マンホールの蓋まで工芸品的なたたずまいを見せている。
でもなんとか寺の写真を残したい。そのためには困難を恐れず突き進むしかない。というわけで、「この先行き止まり」の看板を無視して魔界に突入する。
すると「案ずるより産むが易し」というわけで、寺の裏門から寺院の姿を捉えることができた。2本の樹が狛犬のように裏門を警備する姿は何とも凛々しい。
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