熱海:番外編「こー寝る猫」
ジョセフ・コーネルの作品は宝石箱のように美しい小宇宙だ。その都会的センスは誰にも真似できない・・・と思っていたら、熱海にその天才は存在した。
「どう寝るの?」、「こー寝るの」というオヤジギャグを発したくなるような見事な作品がここにある。題して「こー寝る猫」。
猫が発泡スチロールの箱の中で寝ている。その箱はジャコメッティの「午後4時の宮殿」の構造物のように危うい板の上に乗っている。垂直に伸びるプラスティックの管と、少し傾いた鉄パイプがその板に交差して連立一次方程式を具現している。その背景には渋い色調の石組み。そしてその表面には「根性植物」までが駆けつけて彩りを添えている。
この天才猫は眠りながらもカメラを意識して、堂々たる睡眠ポーズを取ってくれたのである。
« 熱海:終章「花より団子」 | トップページ | 今日の哲学者 »
この記事へのコメントは終了しました。


コメント