熱海:終章「花より団子」
植物はそのサイズ(巨大さ)だけで力を示しているわけではない。美もまた力なり。伊豆山神社にある寒緋桜の美しさを見よ。
この桜はサイズも立派だ。トラックが小さく見える。
その伊豆山神社の奥には大島桜もある。こちらの花は清楚な白だ。
下から見上げると幻想的な風景が広がる。
幻想的といえば夜桜もまたいとをかし。
ここは駐車場らしいが、どこだろう?
なんと「銀座」である。熱海にも銀座があるのだ。
銀座のカップルは夜桜と、海を眺めてムードを高める。
しかし、ペアに漏れた独身者はどうするか?
国道を渡ると、そこには「石鹸大陸」が存在した。写真は撮っていない。夜桜は淋しい人類を石鹸で洗浄してくれる大陸に誘(いざな)う役割を果たしておるのか?
我々「中年探偵団」は「花より団子」である。国道を渡っても危険きわまりない石鹸大陸には踏み込まず、川沿いの小径を進む。
その界隈には石鹸の代わりにアルコールで消毒してくれる設備が整っておるようじゃな。
この看板を「ぎょあん」や「うおあん」と読んでは興ざめなり。大人はちゃんと「ととあん」と読むべし。
せっかく熱海まで来たのだから、酒の「肴」は文字通り「魚」といきたい。店の名前に「魚」が付いていると、それらしいとすぐわかる。
組織の名前は即ドメインに通じる。例えば「○○通信機製造㈱」という社名の会社があったとする。この会社は通信機しか製造していないと自ら自分たちの事業内容に制約を加えているわけだ。そこで後日「○○通㈱」と改称する。そうすれば、通信機を作ってもいいし、船を購入して通運業を営んでもいい。このように事業の多角化が可能となるのだ。
では「魚庵」はどうか?天変地異により熱海近海で魚介類が採れなくなったとする。そのような事態に陥った魚介類専門飲食店は、急遽カレー屋、牛丼屋、イタリアンレストランなどに鞍替えしなければならない。その際、この「魚庵」という名称はドメインを狭めている分、重荷になる、てな事あり得ないか。
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