熱海:序奏
会社同期入社のメンバーで熱海・来宮を散策した。歩いて、歩いて、歩きまわり、終ってみたら歩数計は3万歩をカウントしていた。
熱海駅下車後、起点となったのは「桃山坂」。MOA美術館や初島などが簡潔明瞭に紹介されている。
最初この「1,000m」という意味がわからなかった。その上に書いてある「桃山ガード~熱海中学校」の間が1キロあるという意味なのか。このように言葉を並べられると本来の意味から外れ、あさっての方向にいってしまう恐れがあるなあ。
出発前に一服する同行の勇者たち。3人の視線が異なる方向に向けられているのに注目せよ。
左手前に見える赤っぽい石が案内板。その前に放置自転車、右端には鯉の泳ぐ池、奥には何やら説教じみた箇条書き。そしてガードの向こうには今降りた熱海駅が見える。この一角は小宇宙を形成しているのだ。
MOA美術館を目指していざ出発、と足を踏み出したらいきなりクラシックな郵便ポスト。歩きだしてすぐ足を止め、先を急ぐ仲間の迷惑を顧みずにパチリ。
これは「丸型1号」と呼ばれるらしい。1970年代で現在の箱型に代替わりしたそうだが、昔のほうが良かったなあ。
クトゥルー神話に登場する狂えるアラブ人が見たという伝説のアイレムは砂漠の円柱都市だ。人間は円柱を好む。いや人間そのものが円柱形をしているではないか。
その近くには消火栓と消火ホース。何の変哲もないカップルだ。
しかし先を進むと、この赤い消火栓が逆にレア物に見えるという異界が待っていたのだ。こうしてわが熱海行軍は波乱の幕開けとなったのである。
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