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2009年2月25日 (水)

齋鹿逸郎 抽象への憧れ

2009年2月25日(水)
「鉛筆画の異才 齋鹿逸郎 抽象への憧れ」(藤沢市民ギャラリー)に行った。第8回目を数える藤沢市の「30日美術館」という企画だ。

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「さいか いつろう」という難しい名前の作家に関しては何も知らなかったが、素晴らしい作品が並んでいたので驚いた。大きい和紙に得体の知れない有機物のようなものが所狭しとぎっしり描き込まれている。離れたところから全体像を眺めてもいいし、近寄って一つ一つの奇妙な形状に見入ってもいい。

作品の題名はみな判で押したように「Untitled Continuous File」だから名前が無いに等しい。具体的イメージを示さない純粋抽象だから宗教画のルールみたいな予備知識が不要だし、小難しいコンセプトを振り回さなくてもよい。誰でも味わい、楽しむことができる。私の理想とする抽象絵画のあり方だ。

このような異能画家が最晩年の10年間、私の地元(藤沢市)在住だったことに誇りを感じるとともに、存在を知らなかったことに恥じ入ってしまった。

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