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2009年2月 9日 (月)

誰も教えてくれない楽典:和音の呼称

2009年2月9日(月)
友人(ギョーム・サボリネール君)との会話。以下「ギョ」、「ジョ」と略記。

ギョ:やあジョヴァンニ君、久しぶり。
ジョ:ギョーム君、ご無沙汰だったねえ。
ギョ:今日は音楽で聞きたいことがあるんだ。
ジョ:なーに?
ギョ:「ソシレファ」っていう和音があるだろ?
ジョ:うんあるよ。それがどうした?
ギョ:これって「七の和音」と呼ばれるんだよね?
ジョ:うん、まあそうかな。
ギョ:僕、音楽は全然わからないけど、どうしてそう呼ぶか勉強してわかったんだよ。
ジョ:それは偉いな。

ギョ:一番下の「ソ」から一番上の「ファ」まで並べると「ソラシドレミファ」となり、それらの音を数えると7つあるから「七の和音」って呼ぶんだよね?
ジョ:そうだよ。
ギョ:まだ覚えたんだよ。上にもう1つ音を加えて「ソシレファラ」という和音を作ると、それは「九の和音」って呼ばれるんだよね?
ジョ:ほぅ、そこまで勉強したのか。すごいね。
ギョ:その上もわかるよ。「ソシレファラド」だと「十一の和音」だよね。
ジョ:完璧だ。

ギョ:でもねジョヴァンニ君、話はここからなんだよ。
ジョ:えっ何?(ちょっと不安になり始めた)
ギョ:じゃあ一気に簡単な「ドミソ」の和音に戻ってみるね。
ジョ:うん。
ギョ:これは「ド」から「ソ」まで「ドレミファソ」だから音が5つだよね。
ジョ:うん。(そろそろ何を言い出すか気がついた)
ギョ:でもこれって「五の和音」と呼ばず「三和音」って呼ぶんでしょ?
ジョ:そ、そうだよ。
ギョ:どうして?なんか不統一に感じるんだけど。
ジョ:い、いいところに気がついたね。(動揺している)
ギョ:なぜ和音の呼び方は、すっきりと体系だってないんだろう?

*ここから先はジョヴァンニの創作物語です。99%事実ではありませんので、あらかじめご了承ください。

ジョ:それはたぶん、最初に三和音が発見された時、音が3つあるという理由で「三和音」と名付けたんだと思う。そしてしばらくして「ソシレファ」みたいな和音が考案されて、いったん「四和音」と呼び始めたんだろう。
ギョ:じゃあどうして「四和音」が「七の和音」に言い換えられたのかな?
ジョ:ロシアに「すくりゃーびん」なる作曲家がおってな、「ドファシミ」みたいに4度を積み上げた和音を考案し「四度和音」と呼ばれるようになったんだ。これが「四和音」と紛らわしいので「ソシレファ」みたいな和音を「七の和音」と呼んで区別が明確になるようにしたのさ。
ギョ:本当かなあ?ジョバンニの言うことはいつもいい加減だからなあ。

ちなみに、この問題を某ピアニストに聞いたが、納得のいく回答を得られなかった。

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