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2008年11月29日 (土)

鶴見線:②記憶の堆積

鶴見駅から電車に乗り込み、揺られること十数分、鶴見線の「終点のひとつ」扇町駅に着く。「終点のひとつ」と書いたのは、この線は複数の支線に分岐しており、終点がいくつもあるからだ。未知の洞窟を探検し、分岐したいくつもの横穴を進んでは突き当たって引き返す・・・という状態に類似している。

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主役の扇町駅は、終点という特質により人々の記憶の吹き溜まりとなっている。始点である鶴見駅に比べ、人の怨念の堆積度ははるかに高い。脇役(すみません!)のManaさんは「粘土団子」作りという参加型イベントとともに3つの展示テーマでその重厚さを表現した。

「記憶の祭壇」は風化した人々の記憶をオブジェの集積になぞらえたものだろう。古めかしい物たちは、時間という荒波にさらされ、表面を削りとられながら耐えている。

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「浮き島の森」は呪術的な求心力を備えた作品だ。石を並べた円環の中心に浮き島を表現した切り株が鎮座する。この原初的な場を参拝者が囲む。

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「蜜の門」も参加を促す作品だ。この不可思議な門をくぐると、過去の記憶を取り戻すことができるのであろうか。それとも悠久の時の流れを一瞬のうちに体感することができるのであろうか。

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