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2008年10月13日 (月)

茂原淳 作陶展 花器<調和>

2008年10月12日(日)
「茂原淳 作陶展Ⅲ 花器<調和>」(彩香:桜新町)に行った。今回は気合が入っているらしく、案内葉書に使われた作品の「忘れ物」というネーミングからして、何かやってくれそうな期待感がある。

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会場の「彩香」はこのとおり、いつ来ても静かで美しいたたずまいだ。

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展覧会は店外の看板から始まる。書としても鑑賞に耐えうるほどだ。舗道の敷石までが陶芸作品みたいに見えてくる。

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玄関先には「彩香」の店名プレート。その前に鉢植えが置かれ、柔らかさを感じさせる。

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玄関の右手の壁には控えめに飾りが下げられている。これは小さな瓜?地味だが美しい。

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ギャラリーのことばかり書いてなかなか本題に入らない。作家に怒られそうだから、この辺で作品紹介を始めよう。まずは玄関先右手に鎮座し、稲穂が入れられているのが「KING」。名前のとおり堂々とした作品だ。今回のテーマ<調和>をシンボライズするように半球形と立方体の融合・調和を示す作品だ。全体のバランスがよく素晴らしい作品だ。

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同じく左側、ショーウィンドゥの中に置かれ、柿の古木が活けられているのが「QUEEN」。

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ガラス越しだと見にくいので暖簾をくぐって店内からもう一度「QUEEN」を観る。「KING」が丸・四角の調和だったのに対し、「QUEEN」は丸・丸の調和であり両者の対比を明らかにしている。こちらも美しい作品だ。

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店内にはこれら代表作の様々なヴァリエーションが展示されていた。例えばこれは一対の「KING」型作品。間に挟まっているのは角柱型で過去の出展作品だ。

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QUEEN」のヴァリエーションもある。赤い花がよく栄える。

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これは店の一番奥の鏡の前に展示された「QUEEN」の変種。上下に半球型が配置された形だ。「鼓型」とでも呼んでみようか。花を活けると安定感があり好ましい。

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これは何と呼ぼうか。「逆QUEEN」型かな?「QUEEN」をひっくり返し、さらに円柱を加えたひょうたんのような形状だ。末広がりなので安定感は抜群だ。活けた植物がまたよくマッチしている。

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これは変則「QUEEN」型を二つ重ねたもの。こんなちょっとしたアイデアで作品がとても楽しく身近なものになる。

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案内葉書に紹介された円柱型も今回の展示のチャームポイントの一つだ。一つ一つの大きさが微妙に異なり、個性がある。

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私が購入したのはその中の「待ち人」。ネーミングがいいでしょ?これでビールを飲みたいと言ったら、作家に「淵の内側に凹凸があり中味が引っかかるのでダメ」と言われた。「これは花器だ」とも。でも、これでビールを飲んだらさぞ美味しいことだろう。

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観賞を終りギャラリーを辞去。玄関上の灯りが「また来てね」とささやいているようだ。

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