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2008年9月20日 (土)

ジム・ハサウェイ展

「ジム・ハサウェイ展」(GALLAERY CN:藤沢)に行った。

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ENODEN ART #3」と称して、10人のアーティストが江ノ電沿線各地で個展を同時開催するという企画の一環だ。興味本位で行ったのだが、作品が素晴らしくて驚いた。

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作者は西洋人で当初油絵を描いていたが、墨絵に魅せられて転向したという。その情報で、西洋的・論理的な構造の上に、東洋的・有機的な形状が乗っかっているような絵を描くというイメージを持った。

しかし実際には構成も東洋的というか、感覚で配置しているようだった。それではまるで根っからの東洋人みたいじゃないか。この点に強く感心した。

縦横に交差した直線、円弧を描く曲線などが自由に組み合わされており、それらの太さも様々だ。細い線は竹ヒゴを使って引くのだそうだ。また物体などの表面は薄い色から濃い色までグラデュエーションが効いて味わい深い。

江ノ電であろう、電車を描きこんだ作品が多い。電車というと墨絵の題材に相応しくないように思うが、この人にかかると何の違和感もなく絵の中におさまっていた。擬人化とは異なるが、電車に生命が吹き込まれて、活き活きとしていた。

淡く彩色されていた作品もあったが、モノクロームのいわゆる墨絵作品が多かった。形態もタブロー、掛軸など多彩である。なかには「Three Days Tattoo」と称して小さなかわいい刺青作品もあった。

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こんな素晴らしい墨絵作家がいたとは知らなかった。しかも西洋人で。今後が楽しみだ。

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