小川登美子&石坂典子2台ピアノの夕べ
「小川登美子&石坂典子 Piano Duo Recital ~2台ピアノの夕べ~」(杉並公会堂 小ホール)に行った。
ブラームスのへ短調は通常ピアノ五重奏で演奏される曲で、私も仲間と演奏したことがあったので2台ピアノとの演奏差異がどうなるか興味を持って聴いた。素晴らしい演奏で楽しかった。
今回は「このジャンルに関して今後楽しんでゆこうという」トリガーを与えてもらったコンサートだった。2台ピアノの分野は次のような理由で馴染みが薄いと思う。
♪一般にあまり知られていない
私も何か例を挙げてみろと言われると厳しいものがある。
♪そもそも曲が少ない
現代では結構書かれてきているが・・・(石坂さんのスピーチより)
♪演奏が難しい
ソロと異なり2人のアンサンブルになる。
本番で互いのしぐさ等が見えにくい(石坂さんのスピーチより)
♪練習・本番の演奏環境が未整備
練習会場でもともと2台ピアノが設置してある場所が少ない。
本番ホールに2台ピアノがあっても機種が違うと音色などが違う。
(ひどい場合)2台の調律が合ってない場合がある。
以上のような「障壁」を乗り越えてのコンサートだったので、その努力に拍手を送りたい。また今後この分野も積極的にウォッチしてゆこうと思った。(私もピアノを少し弾くが、下手なのでとても2台ピアノを自分で演奏するというレベルではない)。
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