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2008年9月15日 (月)

軽井沢の夏:5人の建築家

夏に軽井沢に行き、その報告をする予定だったが、東横架線跡壁画の緊急報告に夢中になり時期を逸してしまった。少々遅れたが報告しておこう。

建築家・吉阪隆正の軽井沢の別荘に(ご家族の厚意に甘え)居候させてもらい付近を散策したところ、素晴らしいものに遭遇した。「5人の建築家 織り成す美しいハーモニー」というキャッチフレーズを掲げたボードがあり、その一角に個性あふれる住居が5棟並んでいたのだ。

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建築家5人とディベロッパーとのコラボレーションであろう。現代的な企画で興味が沸いたが、真っ先に感じ入ったのはその洒落た建築物だ。

エントランスから入る。

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この門からしてアートになっている。コンクリート打ちっぱなしの建材2つをそのまま地面に立て、煉瓦の帯を施した姿は立派な屋外彫刻作品だ。

この作品は、床と屋根が同じような厚さの巨大な板で作られているように見える。

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それらの「板」が並行に重ねられた姿はル・コルビジェのドミノ工法を想起させる。ほぼ前面にめぐらされた透明ガラスの窓(兼壁面)が外光をたっぷり取り入れて明るい。すっきりしたその形態は、回りの有機物(木々など)とよくマッチしている。こんな別荘に住めたらいいな。

この作品はピロティが目立つ。

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やはりル・コルビジェの影響が色濃いようだ。でも上部の造りは独創的だ。屋根と壁が斜めに接し、単純でありながら多角形のような複雑性も兼ね備えている。そのため見ていると一種のリズムというか動きを感じる。よく見ると正方形の窓のサイズと位置が微妙にずれている。それがまた深い味わいを出している。楽しい作品だ。

この作品は建物全体を二つにパカっと割ったような形状をしている。

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ほぼ直角に折られた二つの部分には、大きな窓が並び相互に顔を合わせることができる。それが家族のコミュニケーションを促進するようだ。これがぴったり合わさっていたら、逆にそこは壁が置かれ、かえって意思疎通が阻害される。この住居建築はそのような効用があると考えた。

この他にも2軒あり、全部で5軒の斬新な住居建築が並んでいる。これらの作品に本当に5世帯が入居し、生活を始めたらどうなるだろうか。理想郷のようなコミュニティーになりそうだ。

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