四谷十三雄の造形世界
2008年6月21日(土)
「四谷十三雄の造形世界」(平塚市美術館)を観た。
この画家は知らなかったのだが、その作品の素晴らしさに圧倒された。私好みの抽象画が中心だが、その造形と色彩などに個性というか強烈なメッセージが内包されているような画風だった。
私が気に入ったのは「コンポジション」(1,455 x 1,455)と同名の「コンポジション」(1,620 x 1,303)だ。四谷十三雄は同一年代で同じ名称の作品が多数あるので、区別をつけるためにやむを得ず作品サイズを表示した。
また別の少し小ぶりの「コンポジション」(270 x 385)は仙崖の「□△○」を想起させるたたずまいだった。仙崖作品と異なり彩色し、縦方向の構成も行うなど違いはあるが、影響を受けたのだろうか。
「座る人」(320 x 220)は、「人物」(1,303 x 894)の下絵的な存在だろうか。形が似ているし、どちらも足の部分に赤色を用いるなど、実際見える色とは異なる色彩で表現した作品だ。この赤の使い方は四谷の個性の一つかと思った。
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