« 国宝 薬師寺展 | トップページ | 今日のオブジェ これは何だ? »

2008年5月 1日 (木)

湘南連合書道展

2008年5月1日(木)
第24回 大日本書芸院 湘南連合書道展」(藤沢市民ギャラリー)を観た。

Photo_2

多くの作品は漢詩を題材としていた。例えば次のような五言絶句などである。

春來日漸長 酔客喜年光
稍覚池亭好 偏開酒甕香

私は漢詩について何一つ知らないが、この詩の内容は何となく私に合っているように思えた。最初の句は「春が来て日がだんだん延びてきた」という意味だろう。次の句は正確にはわからないが「飲んべは明るいうちから飲めるので喜ぶ」程度の意味かな。次はわからん。「飲み屋が池のほとりにあって木々の枝が水面に映って綺麗だ」なんているいい加減な訳を思い付いた。次も正確にはわからないが、「酒の甕(かめ)を叩き割ったら芳しい香りがした」ぐらいに解釈できそうだ。要するに飲んべの詩だな、これは(笑)。

脱線したが、展示された多くの作品は、このような格調高い漢詩を題材に、それに相応しい書を書いたものだった。そして、それらの中に混じ現代文をテキストにしている「一派」があった。テキストは例えば次のような文章だ。

長生きするためにはゆっくりといきることが必要である。

このように題材がマジョリティーと性質を異にしている。また描き方、構成も独特だ。墨は薄め、文字列は左に大きく傾いた状態で並行に走っている。この「一派」に属するであろうと思われる作家は次の通りだ。

石井石翠
岩崎翠堤
榎本栄香
金井為翠
松下竹村
山嵜巷翠

全体的に面白かったので次回も観に行こうと思った。

« 国宝 薬師寺展 | トップページ | 今日のオブジェ これは何だ? »

コメント

3〜4句めだけ、私の呑みの好みで意訳してみました。


梢をうつす池のほとりに陣取ろう。
春の香りにお酒のかおりがまざる。


書道展おもしろそう!

新訳いいですね!私のいいかげんな解釈よりずっと雰囲気が出ています。

♪すべての芸術は酩酊の状態にあこがれるとベートーヴェンは言った・・・はずないか。
♪すべての芸術の道は飲酒に通じるという諺がある・・・はずないか。


コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/163862/20691366

この記事へのトラックバック一覧です: 湘南連合書道展:

« 国宝 薬師寺展 | トップページ | 今日のオブジェ これは何だ? »

最近のトラックバック