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2008年5月19日 (月)

茂原淳 作陶展Ⅵ「変化と永遠」

2008年5月18日(日)

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「茂原淳 作陶展Ⅵ・変化と永遠」(クラフトショップ俊:茅ヶ崎)に行った。茂原淳の個展はこれでほとんど全出席だ。

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今回のテーマ(変化と永遠)創出に作家は苦労したであろうと推測する。これまでのテーマを振り返ると、「注ぐ」「盛る」「飲む・呑む」「飾る」「皿」というように「機能」「使用目的」が中心となっている。「変化と永遠」という言い回しは、これらの中にあってコンセプチュアルな言い回しで特異だ。

「変わっても変わらないもの」というと何だか判じ物っぽくなるが、作者が昔から強く心に抱いて普遍なものであろう。一本の丈夫な芯が通っているように。私はそれは「芸術性と実用性の融和」だと勝手に想像している。

今回私は「礫(れき)」と名付けられた皿を購入した。表面が黒くざらざらしており、名称通り「瓦礫(がれき)」や「瓦解(がかい)」を想わせる。しかしその味わいは崩壊感覚ではなく、奥深い深淵の感覚だ。

今回の隠れテーマは恐らく海であろう。友人が購入した鉢「真砂(まさご)」や盃「淡海(あふみ)」などのネーミングからもうかがえる。すると私のゲットした作品は暗い深海のイメージであろうか。

茂原作品は実際に使ってさらにその魅力が増す。以前購入した白い深皿に菓子を入れて使っているが、毎日見ても飽きない。今回の「礫(れき)」もそれらの仲間入りをするわけだ。我が家の楽しみがまた増えた。

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