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2008年5月 2日 (金)

國文学5月号

この絵をよーーーく見てください。

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そしてすぐ次の絵を見てください。

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あれ?どこか違和感がありますね。そうです。引き出しがいびつに見えるのです。

ついいつもの癖でくだらないイントロを書いてしまったが、「國文学」5月号(學燈社)<特集 翻訳を越えて>は面白い。

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いや表紙だけじゃないよ。中味もだよ。

特に「自動翻訳機はどこまで進むのか」(富士 秀)は執筆者の名前通り富士もびっくりの秀逸さだ。いま翻訳者が非常に気にしていること(自動翻訳が進むと自分たちの仕事が無くなるんじゃないか)に応え、易しく丁寧に解説している。

「翻訳という名のアート - 言葉の置き換えから創作へ」(江藤裕之)も読むと飛ぶぞう。カール・ブッセ原詩・上田敏訳「山のあなたの空遠く・・・」が、単なる翻訳ではなく事実上創作に値するということを力説している。

「カフカ以前とカフカ」(池内 紀)も、題名に魅力がある。もちろん中味もちゃんとしているが。

こういうマイナーな雑誌にも、ピカリと光る秀作が散りばめられていることを知った。編集者は大変な努力を強いられていることだろう。

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