池田満寿夫-知られざる全貌展
2008年3月14日(金)
この日の展覧会ハシゴの最後は「池田満寿夫-知られざる全貌展」(東京オペラシティアートギャラリー)だ。
昔から池田満寿夫に関しては、「手放しで好きにはなれないが、センスの良さなど敬服するところが多々ある」という印象を持っていた。アクが強いので、「これはヤダなあ」と思う作品もずいぶんある。しかし、多種多様なジャンルにわたる作品の一つ一つに個性が宿り、光っていることについては認めざるを得ない。池田満寿夫はそんな存在なのだ。
こういう高名な作家については、既に多くのことが語られ、知られているからここであえて記すこともないだろう。私が自分にとって新しい発見だったことだけ書こう。
1.陶芸に素晴らしいセンスを持っていたこと
特に「壁」シリーズは素材感といい色彩といい、
素晴らしい出来だと思う。
また般若心経を掘り込んだ陶板も興味深かった。
2.雑誌の紙に版画を刷るということ
ドイツの古雑誌に使われた紙が良質なので
1枚1枚はがして版画を刷り込んだ作品は
雑誌の文字と重なりあって味が出ていた。
(「ムーンフェイス」シリーズ)
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