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2008年3月12日 (水)

コレクションの新地平

つい昨日「春に行きたい展覧会」を書いたばかりだが、そのリストに無い展覧会に行った。

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「コレクションの新地平」(ブリジストン美術館)で、おなじみF君から招待券をもらったのだ。実はこの展覧会はマイナスイメージが先立っていた。それは今回の展示作品は最近の企画展で観たばかりのものが多いからだ。

私は200410月の「ザオ・ウーキー展」と200610月の「プリズム:オーストラリア現代美術展」を観たのだが、これらの2つの展覧会で観た作品が今回多く展示されていたので「ああ、あれもこれも観たな」ということになったのだ。

良かった点は、新しい時代の作品、しかも佳作を多分野にわたり多数観ることが出来た点だ。こういう機会はそう多くない。そしてそこに新しい発見がある。

その一つは白髪一雄の「観音普陀落浄土」という迫力ある作品だ。白髪は「具体」での「作品」で泥まみれになった姿しか記憶に無かったのだが、今回異なる一面を知った。

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青・白の絵の具を階段状にググっと押し付けるようにして描いた線は、刷毛の跡が生々しく、作者の身体の動きをそのまま感じ取れるような作品だ。荒々しいが、逆に不思議なバランス感覚により秩序を感じさせる面もあり面白い。

もう一つは常設展のピカソの「生木と枯木のある風景」をあらためて観なおした結果・・・。

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この絵は何となく変だ。セザンヌ風の四角い建物が並んでいると思えば、まるでトルソーのような生木が2本置かれている。その対比は静と動、冷たさと暖かさ、無生物と生物、抽象と具象・・・と何通りにでも表現できそうだ。この作品はシュールに分類したくなる。

そして帰りぎわにいつ観ても美しいフジタの「ドルドーニュの家」が待っていてくれた。癒されるなあ。

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