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2007年12月27日 (木)

2007年音楽回顧

2007年12月27日
2007年の音楽活動を振り返ってみた。

■作曲■
今年は展覧会とブログにはまり、作曲活動は不毛の年になってしまった。なんと年初に作った★「グリーグと共に新年を」(弦楽四重奏)と、2月に「半世紀コンサート」で自作自演した★「四手連弾の為の前奏曲とフーガ:山鳥の宴」(ピアノ連弾)の2曲だけなのだ。ブログの力がいかに強大か、これで痛いほどよくわかった(苦笑)。なお「山鳥の宴」は横浜市イギリス館でのサロンコンサートで妻と共に演奏した。フーガではメシアンのモードを借用しており、作曲技法的にはまだまだ他力本願の域を脱していないことを反省した。

■編曲■
編曲は若干残した。★ブラームス「ハンガリー舞曲集」より第1番と第3番。これは、トリオレヴリー(ピアノトリオ)で2回演奏した他、ダブルベースのパートを加えてさらに1回演奏した。★バッハ「マタイ受難曲」よりアリア「神よ、憐れみたまえ」。これもトリオレヴリーで演奏するために編曲したものだ。弾いていて泣けてきたなあ。★「アメージング・グレイス」は、音楽ライターのハシビロコウさんの隠れた才能(歌)のためにトリオレヴリー伴奏用に編曲した。その後、クワトロ半世紀(弦楽四重奏)、ダブルベース、ピアノ連弾を加えた大編成の伴奏譜も作り演奏した。なお「ハンガリー舞曲第1番」はチェロがカッコいいように編曲したので演奏していても満足感があった。

■演奏■
2007年は10回演奏会に出演した。多いように見えるが、私はオーケストラに所属していないので準備に要する時間を合計しても、アマオケのメンバーと同じぐらいの労力かと思う。

♪自作自演・即興演奏
★半世紀コンサートシリーズ「1番と1番のあいだに在るもの」(2月イギリス館)では新作「四手連弾の為の前奏曲とフーガ:山鳥の宴」を妻と共に初演した。★「Sierra Artista 1」の一環としてのんべ(蔵重智さん)の一人芝居『酒と芝居と地下室と』(12月横浜「ZAIM」)では蔵重さんの芝居にチェロの即興演奏で唱和(?)するという貴重な機会を得た。

♪トリオレヴリー(ピアノトリオ)
★「100年前のピアノサロンコンサート」(1月ブラフ18番館)では、なんとピアノに挑戦した。よいこさんと組んでシュトラウスの「こうもり」序曲のピアノ連弾版を弾いたのだ。いつものチェロと違って緊張したこと!でもいい思い出になった。★半世紀コンサートシリーズ「1番と1番のあいだに在るもの」(2月横浜市イギリス館→前出)では、ラフマニノフのピアノ三重奏曲「悲しみの三重奏曲」に挑戦し、幅を広げた。★「春のアットホームコンサート」(5月山手111番館)では久々にクララ・シューマンのピアノ三重奏曲を弾いた。★「夏の宵のコンサート」(7月ブラフ18番館)ではベルギー在住の友人のヴァイオリニスト笠松理恵子さんを加えて「クワトロレブリー」としてモーツアルト、シューマン、フォーレのピアノ四重奏曲に取り組んだ。ピアノと弦のうち1人がプロだと演奏全体が引き締まっていいなあ。★「サロンコンサート」(9月イギリス館)では演奏の機会が少ないラロのピアノ三重奏曲ハ短調を発掘した。★「サロンコンサート」(11月イギリス館)ではオール・ドヴォルジャーク作品で企画し、これまた演奏の機会が少ないピアノ三重奏曲第3番ヘ短調に取り組んだ。長大な曲でエネルギーを消費し、そのため後半で指がつるというアクシデントに見舞われた。★「ハンガリーのクリスマス」(12月ブラフ18番館)では自分で編曲したブラームスの「ハンガリー舞曲」を演奏した。第1,3番が私、第2番がじゅんちゃんの編曲だ。トリオレヴリーは編曲の出来を競うという楽しみもあるユニットなんだよ。また音楽ライターのハシビロコウさんの歌で「アメージング・グレイス」もお披露目した。★「室内楽愛好家によるコンサートその1」(12月ミューザ川崎・市民交流室)では富士通川崎合唱団という全国大会出場グループと2本立てのコンサートに挑戦した。ここでもハンガリー舞曲で編曲と演奏の両方を披露した。★「キャンドルコンサート」(12月イギリス館)は今年最後のコンサートだ。「ハンガリー舞曲」などを再演した。

♪クワトロ半世紀(弦楽四重奏)
★半世紀コンサートシリーズ「1番と1番のあいだに在るもの」(2月イギリス館)では友人タカシ君の息子さんのソロによるバッハ「ヴァイオリン協奏曲第2番」が光った。★「サロンコンサート」(9月イギリス館)では大好きなドビュッシーの弦楽四重奏曲を弾くことができ満足だった。★「サロンコンサート」(11月同じく横浜市イギリス館)では、ドヴォルジャーク特集の一環として以前ミューザ川崎でのコンサートで聴いた弦楽五重奏曲第2番を取り上げた。また月並みだがピアノ五重奏曲イ長調も弾いた。冒頭チェロがカッコいいんだよね!★「キャンドルコンサート」(12月イギリス館→前出)では準備期間がほとんどなかった中でシューベルトの弦楽四重奏曲「ロザムンデ」の緩徐楽章をよく弾いたな。

♪その他
★湘南合奏団の定期演奏会(3月リリス)にエキストラとして参加した。武満徹の「三つの映画音楽」という珍しい曲を弾く機会を得たのは大きかった。★「小さなおさらい会」(4月玉縄学習センター)は妻と妻の親戚のヴァイオリニストによる合同おけいこ発表会だ。私はクープランの「コンセール」の編曲ものを弾いた。チェロの高音域に挑戦したのだが、あまり上手には弾けなかったな。★バイオの学会の打上げ会場でも演奏した。(9月TIME24ビル)。有名なモーツアルトのフルート四重奏曲ニ長調その他を演奏したのだが、アルコールが入ったせいか会場がざわついていたので、あまり聴こえなかったかな。★「室内楽愛好家によるコンサートその2」(12月ミューザ川崎・市民交流室)では勤務先企業で過去に行ったコンサートシリーズのメンバーが再結集した。バロックの室内楽などを中心に演奏したのだが、変わりだねはモーツアルトの「魔笛」よりアリア「夜の女王」をフルートとチェロの二重奏で演奏したことだ。

■コンサート観賞■
♪身内以外の作曲・演奏
自分の意思でチケットを購入して行ったコンサートは1つだけだった。★「竹之内博明ピアノリサイタル」(トーキョーワンダーサイト渋谷)はチラシの魅力と曲目への興味で行った。グリーグの作品だけ余計だったが、その他の現代曲は面白かった。

♪家族・友人が作曲したか、あるいは出演したコンサート
★「五月の風・金曜コンサート」(リリス)では妻が鶴田隆子さんと2台ピアノでアレンスキーの「シルエット」を演奏した。入賞を逃したとはいえ去年「日本アンサンブルコンクール」に2台ピアノで挑戦したユニットなので息がぴったりだった。アレンスキーには興味が無かったけど、この曲はなかなか面白かったな。また小学校で同級生の迎昌子さんのエレクトーンも聴けてよかった。★「みずほフィルハーモニー」の定演(みなとみらい大ホール)は弟が在籍しているし、以前私も2年間遊びに行った縁で行った。合併により団員が増え、ほとんどのパートでエキストラを必要としないのは贅沢だ。ヴァイオリンなんか30人すべて団員だからね。チェロだって9人もいる。★「第30回記念:紀声会コンサート」(みなとみらい小ホール)はプロの発表会のようなコンサートだ。妻はピアノパートで出演した。妻と組んで歌ったのは、五十音順で早河明子さん、林紀子さん、萬裕子さんの3人。私は中田喜直作品は好まないのだが、林紀子さんにかかると「さくら横ちょう」は上品な作品に生まれ変わるようだった。ああいう演奏なら、同名の別宮貞雄作品と並べてもいいかなと思った。★「夏休みファミリーコンサート」(藤沢市民会館)には妻がピアノで出演したが、これは演奏より余興を演じたマジシャンのほうが目を引いた。安倍チャン助さんというのだが、子供たちに大うけだった。なおマリンバの中村梓さんは非常に達者な印象を受けたが、控えめにしておられたので目立ちにくかった。あれだけ上手ならもっと威張って演奏していいのになあ。★「日本の詩(うた) 木下牧子 歌曲コンサート」(藤沢リラホール)でも木下作品を聴いた。ファンになってしまったソプラノの林紀子さんと妻のピアノの演奏だから安心して聴いていられた。「涅槃」(萩原朔太郎詩)が圧巻だったな。若い頃の作品ということで二度驚いた。★「天野令子ソプラノリサイタル:歌とお話の世界」(神奈川公会堂)はピアノが妻だったので安心して聴けた。天野さんは歌も達者だけど語りも魅力があるなあ。大人も子供も楽しめるコンサートだった。★「小畠伊津子ピアノリサイタル」(津田ホール)は最近知り合った作曲家の木下牧子さんの「夢の回路」を聴くために行った。ブルックナー的「ブツ切れ」に慣れる必要があったが、音の構成はとても興味深く、楽しめた。★「第11回アラベスクコンサート:飛翔(たびだち)」(南大沢文化会館)は中学・高校で同級生のテノールの大久保君が活躍するコンサートだ。アマプロ混成部隊ならではの「努力と工夫の跡」が楽しめるイベントでとても楽しかった。★年末は勤務先企業の工場で行われた「クリスマスコンサート」を聴いた。雑音が多い環境のなかで仲間は健闘していた。

♪その他のつながりによるコンサート
★「レボリューション・アンサンブル」(東京文化会館大ホール)では別宮貞雄の交響曲第3番「春」を聴いた。妻が幼少の頃、別宮貞雄のピアノ作品のレコーディングに参加した縁で別宮作品を演奏するコンサートによく行くのだ。「春」は予想が外れて古典的な作りで驚いた。★「東京交響楽団のメンバーによる弦楽五重奏:モーツアルトとドヴォルザーク」(ミューザ川崎シンフォニーホール)はトリオレヴリーのヴァイオリニスト・じゅんちゃんに誘われて行った。これは2つのイベントの布石になった。一つは「半世紀コンサート」で同じ曲(弦楽五重奏曲第2番)を取り上げるきっかけになったこと。もう1つは12月にミューザ川崎で「室内楽愛好家によるコンサート」(その1・その2)の企画につながったことだ。

■総括■
こうして1年間を振り返ってみると、今年の成果で最も大きかったのは★「即興演奏」ではないかと思う。今後、継続発展させたい。★作曲は数が少なかったので、来年の課題はとりあえず「量的増産」になるか。★トリオレヴリーは演奏で「量的充実」を果たした。今後は「質的にも充実」が課題だろうか。★クワトロ半世紀は、もちまわりルールにより来年いよいよ私の選曲の番が巡ってくる。何を選ぶかは仲間にも秘密だ。楽しみにしていてね。★聴くほうはいつも消極的だ。今年は能動的に行ったのは「竹之内博明ピアノリサイタル」だけだった。来年は、現代曲の初演などもっと情報をウォッチして足を運んでゆきたい。

2007年12月26日 (水)

2007年アート回顧

2007年12月26日(水)
クリスマスを過ぎ、もう今年は展覧会通いが打ち止だろうからアート探訪の成果をまとめてみたくなった。美術展に行った回数は、去年より若干減ったが、それでも51回を数えた。

1.発掘!タイプ
毎年楽しみにしているのが、損保ジャパン東郷青児美術館で開催される★「Domani・明日展」と★「選抜奨励展」の2つだ。どちらも負けず劣らず楽しめ、かつ勉強になる。

2.抽象とキュビズム万歳!タイプ
圧巻は★「岩崎幸之助展」(ギャラリー52:飯田橋)だろう。石で出来た彫刻は、その形を観るだけでも美しいが、を音楽家が叩いたり回したりして音を出すコンサートまで企画され、大変面白かった。★「堂本印象美術館展」(はけの森美術館:小金井)も良かったのだが、お目当ての抽象作品の展示が少なかったのが不満だった。

3.幻想とシュール命!タイプ
★「澁澤龍彦-幻想美術館」(埼玉県立近代美術館:さいたま市)に尽きる。その魅力は説明するだけ野暮というものだろう。併せて小規模ではあったが、★「澁澤龍彦 カマクラの日々」(鎌倉文学館:鎌倉)も味わい深い展覧会だった。また★「光と色・想いでを運ぶ人 有元利夫展」(そごう美術館:横浜)は大好きな作家の作品を多数並べてくれたので嬉しかった。★「堀文子展」(横浜高島屋ギャラリー:横浜)では「地底の風景」などの「半抽象画」(私の造語)と「妖精(クリオネ)と遊ぶ」などの幻想絵画が楽しかった。もはや月並みとなってしまったが、★「スーパーエッシャー展」(Bunkamuraザ・ミュージアム)は楽しかった。

4.彫刻万歳!タイプ
ニューヨークのメトロポリタン美術館と近代美術館で観た★ブランクーシの作品群が圧巻だった。特に「マイアストラ」はいつ観ても変わらぬ魅力を備えてくれている。「空間の鳥」も永遠の美しさを魅せている。

5.建築とデザインの魅力!タイプ
内容の充実度からすると、やはり★「ル・コルビジェ展」(森美術館:六本木)だろう。また★「ブルーノ・タウト展 アルプス建築から桂離宮まで」(ワタリウム美術館:外苑前)も楽しかった。特に絵手紙は、こんなのが書けたら楽しいだろうなと思わせるものだった。★「藤森建築と路上観察」(東京オペラシティアートギャラリー:初台)は赤瀬川源平に通じるトマソン的物体のビデオが面白かった。藤森自身のおしゃべりが、また何ともいえない味を出してたんだな。規模は小さかったが、★「バーナード・リーチ」展(松下電工汐留ミュージアム)は好感が持てるデザインを楽しむことができた。★「JAPAN 西洋館と日本の器」(横浜山手西洋館7館)はテーブルセッティングの魅力を教えてくれた。忘れてはならないのは、ニューヨークで訪れたギャラリー兼店舗★「宮障子&インテリア」だ。オーナーの花房さんとの会話は強く印象に残った。

6.見直した!タイプ
そごう美術館(横浜)では、これまで知らなかったか、あるいは知っていても軽んじていたアーティストの価値を教えてもらった。★「藤城清治 光と影の世界展」は素晴らしかった。特に「残照」の鮮やかさは鮮烈な印象を残した。影絵は絵画・彫刻などに一歩遅れているという先入観を持っていたが、なかなかどうして、見事だ。これまでの御無礼をどうかお許し下さい。もう一つ★「長新太展ナノヨ」を観て、作者を知らなかったことを恥じた。ご存知F君は長新太の影響を多くのアーティストが受けているとすっぱ抜いた。また★「堀木エリ子の世界展」も、和紙と光という古くて新しいテーマの具現化という点で目を開かされた。

7.総合的タイプ
「20世紀美術探検」(国立新美術館)は規模が大きく、多くの作家と作品を楽しめたが、印象が強かったのは「造りながら生きる」かたちのアートを感じさせてくれたコーナーだ。その代表はアンドレア・ジッテルで、砂漠地帯に居を構えて制作に励む姿が印象的だった。また★「フィラデルフィア美術館展」(東京都美術館:上野)はキュビズムの展示が充実していて楽しめた。ここでは、チャールズ・シーラーの「ヨットとヨットレースについて」という見事なキュビズム作品に出会えて良かった。

8.番外編
無理に分類しないほうがいいと思う展覧会をピックアップしてみた。★「鶴岡政男展」(神奈川県立近代美術館)では「射的」という作品が印象的だった。造形感が素晴らしいのだが、戦争に題材を取っているところが気になって仕方がなかった。これを抽象作品として観れば問題ないのだが。★「仙崖センガイ SENGAI」(出光美術館)は「□△○」の作品見たさに足を運んだ。すごいというオーラを感じたが、私の観賞眼が未熟なため、それをどう表現してよいかわからなかった。

以上、2007年のアート観賞を総括してみた。これらの中でどれか一つを選ぶとしたら何になるだろうか。やはりニューヨークで再会できたブランクーシの作品かな。国内の展覧会で選ぶとすれば、「澁澤龍彦-幻想美術館」だろう。今年もいろいろ収穫があって良かった。来年がまた楽しみだ。

2007年12月24日 (月)

高校のクラスメートと忘年会

2007年12月23日(日)
高校の同級生の忘年会で平塚の「サルサ」に行った。某有名人の邸宅の近くだ。

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酒もうまいし料理もうまいし量もあるし・・・言うことなしだな。食べ物の量が多すぎて、お腹がパンパンに膨れて困った。こんな不平を言ったら罰が当たりそうだね。忙しい仲間が多く5人しか集まれなかったけど、そのうち二人が画家と陶芸家だった。40%がプロのアーティストだと会話も自然にアートの話題が多くなる。

でもどんな話が出ても、最終的には酒が美味しいという結論に導かれてしまうようだったな。そのせいか、話を聞いている時は感心してあいずちを打っているんだけど、後からその内容を思い出せないんだ。これって「何とか」になってしまったのかな?

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箸入れにまで焼きおにぎりが印刷されている・・・と思ったら海老だった。失礼しました。楽しい忘年会だった。

2007年12月23日 (日)

イギリス館のキャンドルコンサート

2007年12月22日<土)

横浜市イギリス館での「キャンドルコンサート」に出演した。

♪モーツアルト 弦楽四重奏曲 ト長調 (「ミラノ四重奏曲」第2番) K.156 より第1,3楽章
♪シューベルト 弦楽四重奏曲 第13番イ短調 「ロザムンデ」 作品29 より第2楽章
♪ドヴォルジャーク 弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 作品77より第3楽章
♪ブラームス 「ハンガリー舞曲集」より第1番 ト短調
   
(ジョヴァンニがピアノトリオに編曲し、じゅんちゃんがCbのパートを追加)
♪ブラームス 「ハンガリー舞曲集」より第2番 ニ短調
   
(じゅんちゃんがピアノトリオに編曲し、かつCbのパートを追加)
♪ブラームス 「ハンガリー舞曲集」より第3番 へ長調
   
(ジョヴァンニがピアノトリオに編曲し、ジョヴァンニ自身がCbのパートを追加)
♪「アメージング・グレイス」
   
(できあいの編曲譜をジョヴァンニがさらに弦五部を追加編曲)
♪「きよしこの夜」
♪「諸人こぞりて」
♪「The First Noel

いつも私たちのアマチュア弦楽四重奏団「クワトロ半世紀」の練習を指導してくださるI監督が今回は「アメージング・グレイス」で喉を自慢した。練習は大変だった・・・などという会話をしていたら、仲間の一人が「ダメージング・グレイス」と洒落て、これが今日の大ヒットになった。

打上げは元町のイタリア料理「エルエラ El  Ella」。紅白のワインと美味しい料理で盛り上がった。 

仲間のクリスマスコンサート

2007年12月21日(金)

勤め先の会社で、ジョヴァンニが通っている事業所とは別の場所(工場)でクリスマスのイベントが開催された。前庭では色鮮やかなイルミネーションが出迎え、建物の中ではコンサートが行なわれた。

実はジョヴァンニも出演しないかと言われたのだが、前後にコンサート出演の予定がぎっしりあったので、泣く泣く辞退したのだ。

天井が高く音響効果としてはよくない環境のなかで仲間は健闘した。リコーダーはどうしても音が通らないらしく、マイクを付けての演奏だった。これは仕方ないだろう。そのおかげでチェンバロ音に設定したキーボードとファゴットとの音量バランスが良くなっていた。

以前よくお世話になったチェンバロ作りの名人も駆けつけてくれたので、帰りにコーヒーを飲みながら彼の新作の話を聞いた。企業秘密もあると思う。どこまで公開してよいか確認していないので、内容は確認後のお楽しみとさせてもらおう。かなりすごい話だよ。特にその道に詳しい人にとっては・・・。

一人芝居とのコラボ・即興演奏

2007年12月20日(木)

横浜「ZAIM」地下室で連日連夜開催されている「Sierra Artista 1」の一環としてのんべ(蔵重智さん)の一人芝居『酒と芝居と地下室と』にチェロの即興演奏で唱和(?)する機会を得た。ZAIMでの即興演奏はこれで2度目だが、楽器以外のアートとのコラボは初体験だった。自分で完全に納得できない出来ではあったが、楽しかった。

会場となった地下室では「たかはしびわ」展が同時開催されていた。人間のような生態を見せるペンギンの絵が面白かったが、了承を得ていないので画像はアップしない。あしからず。

室内楽愛好家によるコンサート・その2

2007年12月19日(水)

先週に続いてミューザ川崎・市民交流室での室内楽愛好家によるコンサート ~Silent Night & Holy Night その2 バロックと古典派の室内楽(ミューザ川崎・市民交流室)に出演した。


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ジョヴァンニがチェロで参加したのは次の曲目だ。

♪クヴァンツ「トリオソナタ」ハ短調
♪ヴィヴァルディ「室内協奏曲」ト短調
♪バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」
♪テレマン「トリオソナタ」ニ短調
♪モーツアルト「魔笛」より「夜の女王」(フルートとの二重奏)
♪モーツアルト「フルート四重奏曲」ニ長調

打上げは隣りのラゾーナにある「オイスターバー」。珍しい牡蠣殻のビールから始まり、生・焼き・素焼・・・と牡蠣づくしを楽しんだ。

再興第92回 院展

2007年12月18日(火)

「再興第92回 院展」(そごう美術館)に行った。夜、友人宅でフルート四重奏の練習があるのだが、小1時間ほど余裕があったので途中下車して立ち寄ったのだ。

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どちらかというと保守的な日本画が主流なので、ジョヴァンニ好みの抽象にはほとんど出会わなかった。でも画家はみな展覧会に向けて必死に描いたのだろう、水準が高そうな作品が多くて楽しめた。

2007年12月17日 (月)

玉村方久斗展

2007年12月17日(日)
「日本画変革の先導者 玉村方久斗展」(神奈川県立近代美術館・鎌倉)に行った。アヴァンギャルドな作品があるというので、それがお目当てだった。

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結果的に目指す作品は存在したのだが、そのての展示作品はたった1点だけだった。「『劇場の三科』ポスター」だ。キュビズムの影響が濃い作品だと思う。

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たとえ1つだけでも目的にかなうものがあれば良しとすべきなのか。しかも招待券で入ったからなおさらだ。でもやはり少なくとも2,3点はあって欲しかった。そういう意味では不満の残る展覧会だった。

なお他の殆どの作品には興味を感じなかったが、一つ目を引くものがあった。「野火」という絵なのだが、不思議と引き寄せられた。ただの焼け野原を描いた絵なのだが、そのような汚い題材にもかかわらず魅力に溢れている。一種の気品すら感じられる。この理由は何だろうと考えたが、わからなかった。これは自分への課題としておこう。

ミューザ川崎でのコンサートその1

2007年12月12日(水)
「室内楽愛好家によるコンサート ~Silent Night & Holy Night その1 ピアノトリオと合唱」(ミューザ川崎・市民交流室)に出演した。ピアノ三重奏団「トリオレヴリー」(よいこ、じゅんちゃん、ジョヴァンニ)とコンクール関東大会で金賞を受賞して全国大会に進んだ富士通川崎合唱団の二本立てだ。

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記録性を高めるためにトリオレヴリーのプログラムをおさらいしておこう。
♪クリスマスキャロル
牧人ひつじを、O Holy Night、きよしこの夜、グリーンスリーブス、諸人こぞりて、クリスマス・キャロル・メドレーの各曲を演奏した。

♪モーツアルト作曲 クラリネット、ヴィオラ、ピアノの為の三重奏曲(通称「ケーゲルシュタット・トリオ」)変ホ長調K.498より第1楽章
モーツアルトがケーゲルシュタット(ボーリングのような遊戯)に興じながら作曲したと伝えられる三重奏曲。原曲の編成(クラリネット、ヴィオラ、ピアノ)をピアノトリオの編成で演奏した。

♪ラロ作曲 ピアノ三重奏曲 第3番ハ短調Op.7より第3楽章(スケルツォ)
「スペイン交響曲」で有名なラロの、演奏される機会が少ないピアノトリオを取り上げてみた。

♪バッハ作曲「マタイ受難曲」BWV.244より アルトと独奏ヴァイオリンの為のアリア「神よ憐れみたまえ」
このむせび泣くようなメロディーは弾いている自分が感動してしまう。そのため知らず間に演奏に没入してしまい、聴いて下さっているお客様の存在を忘れてしまいそうになるのだ。

♪ブラームス作曲「ハンガリー舞曲集」第1集(全曲)
1番 ト短調 ★ジョヴァンニ編曲
2番ニ短調 ★じゅんちゃん編曲
3番ヘ長調 ★ジョヴァンニ編曲
4番ホ短調(原曲 ト短調)
5番ト短調(原曲 嬰へ短調)
6番ニ長調(原曲 変ニ長調)

合唱団はアカペラでハモり、素晴らしい演奏だった。来てくれた友人が「合唱団はさすが、びっくりしました・・・」というメールを送ってくれた。またグレゴリオ聖歌のよい啓蒙にもなったのではなかろうか。打上げはミューザ川崎の下にある「鳥元」。お疲れ様でした。

2007年12月12日 (水)

アール・デコの女性と装飾

2007年12月11日(火)

正直言うとこれは展覧会の感想という形を借りた宣伝です。

「アール・デコの女性と装飾」(ミュージアムinミューザ:ミューザ川崎シンフォニーホール企画展示室)を観てきました。入場無料で19:00まで開いています。カッサンドルの大きなポスターが圧巻です。他にローランサンやフジタが描いたポスター作品もあります。

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そして明日12/12(水)(あっ零時を越えたからもう今日か・・・)18:30から展覧会場のすぐそばの「市民交流室」という所で無料コンサートを開催しますので、お立ち寄りください。例えば18:00ぐらいから展覧会を観た後、出口に向かう右側が会場です。

「室内楽愛好家によるコンサート Silent Night & Holy Night」と題して、私の所属する「トリオレヴリー」と富士通川崎合唱団の二本立ての演奏会です。

ピアノトリオでは、モーツアルトがケーゲルシュタット(ボーリングのような遊戯)に興じながら作曲したと伝えられる珍しい三重奏曲を演奏します。原曲はクラリネット、ヴィオラ、ピアノですが、クラリネットをヴァイオリンで、そしてヴィオラをチェロで弾いてしまおうという積極的な取り組みです。この編成変えはあまり演奏例がありません。ヴィオラのパートをチェロで弾くのが難しいのでプロでも尻込みするのです・・・というのは嘘です。

またブラームスの「ハンガリー舞曲」第1集6曲全曲を連続演奏します。ピアノトリオでの6曲演奏は珍しいと思います。この6曲のうち第1番と第3番はジョヴァンニの編曲ですので、ご期待下さい。

「スペイン交響曲」で有名なラロですが、ピアノトリオはまた演奏の機会が少ない曲です。この第3楽章も演奏します。

バッハの「マタイ受難曲」からアリア「神よ憐れみたまえ」をピアノトリオで演奏しますが、このメロディーが泣かせるのです。バッハは対位法技術に富んだ理知的な構成であると同時に、メロディーの美しさでも天下一品です。

トリオのことばかり書いてしまいましたが、富士通川崎合唱団は合唱コンクールの関東大会で金賞を取り全国大会に進むほどの力量を持った合唱団です。その技量はお聴きになるとわかると思います。

なんて宣伝を書いてしまいましたが、ミューザの展覧会に便乗しているのでお叱りを受けるかもしれません。でもお互いに宣伝になると思うので、どうかお許しください。

2007年12月10日 (月)

ブラフ18番のクリスマス

2007年12月8日(土)

横浜山手西洋館では「世界のクリスマス 2007」が企画された。各館がそれぞれ1カ国づつをテーマとして競って趣向を凝らすのだ。

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私は仲間と組んでいるピアノ三重奏団「トリオレヴリー」は「ブラフ18番館」でサロンコンサートを行った。同館のテーマ国はハンガリーだった。そこで、プログラムに「ハンガリー舞曲」を取り入れた。

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今回のプログラムは次のとおり。

♪ブラームス作曲「ハンガリー舞曲」第1集(6曲)全曲

♪クリスマスキャロルの連続演奏

♪モーツアルト作曲「ケーゲルシュタット・トリオ」より第1楽章

♪バッハ作曲「マタイ受難曲」よりアリア「神よ、憐れみたまえ」

♪ラロ作曲 ピアノ三重奏曲第1番ハ短調より第3楽章

「ケーゲルシュタット・トリオ」は、原曲はクラリネット、ビオラ、ピアノのための三重奏曲だ。しかし今回はクラリネットをヴァイオリンで、ヴィオラをチェロで代替し、強引に演奏した。チェロはヴィオラのちょうど1オクターブ下に調弦する。従ってヴィオラパートを1オクターブ下げておかしくなければ演奏が楽だ。しかし旋律を歌うところなど、元の高さでないと感じが出ないこともある。そのためベースは1オクターブ低くしたが、時々元の高さで弾いた。これはチェロにとって難しいけど、よい試練となった。

バッハのマタイはいいなあ。特にこのアリアは自分で演奏しながら感動して涙が出そうになる。演奏そのものは下手なんだけどね(苦笑)。

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打上げはすっかりなじみになった「大新園」。ビール~紹興酒もお決まりのコース。このところ疲労が蓄積されていたので二次会の松ヤニワインは珍しくパスした。

花組芝居「KANDEHON 忠臣蔵」

2007年12月5日(水)

「花組芝居」20周年記念公演ファイナル「KANDEHON 忠臣蔵」(世田谷パブリックシアター)に行った。いとこが舞台俳優で主役の一人を演じるというので応援に行ったのだ。だが古い日本語の言い回しがわからず、前半は時々寝てしまった。(ゴメンね!)こういうのは観賞するために教養が必要だな。

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幕間に飲んだ300円のグラスワインが美味しかった。モーゼルかな?ちょっと甘口だった。ただ幕間が短いのが気になった。もう5分長ければ、ゆっくりワインを味わって席に戻れたのに、というのが正直な感想だ。

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後半になると有名な討ち入りなどがあり、台詞が理解できなくても情況を目で追えばわかった。吉良邸侵入後の場面では、人工雪が舞う中、飾り付けた多くの襖が開いたり・閉じたり・回ったりと変転し、たいそう美しかった。

2007年12月 3日 (月)

21美術展

2007年12月3日(日)
「21美術展」(東京都美術館:上野)に行った。知人の画家・淡路のり子の作品を観るためだ。

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出典作品「JAPAN」は一見富士山が描かれているだけに見える。しかし雲海の上からの目線なので普通の人が見る風景ではないことは確かだ。これは心象風景なのだろうか?画家ご本人には未だ確認していない。


他には、中村貴子の「積み重なる四角形」がジョヴァンニ好みの構成感を満足させてくれ手好ましかった。また井上徹雄の「借景」もデザインと絵画の融合的な魅力があった。

堂本印象美術館展

2007年12月2日(日)

「堂本印象美術館展」(はけの森美術館:小金井)に行った。「新日曜美術館」で紹介され、「あっ、行かなきゃ」と思ったのだ。

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堂本印象を初めて観たのは、かれこれ13年前にさかのぼる。場所は大崎のO美術館。学芸員さんの渾身の企画だったと思われる「日本画の抽象」展だ。その時の堂本印象の印象(駄洒落に非ず)は強烈だった。日本画でこれだけの抽象表現ができるのか、という感じだった。

今回の展覧会ではお目当ての抽象作品は数点だけだったが、それでも堂本印象の抽象作品をまとめてじっくり観ることができ、満足だった。

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抽象に移行する前の具象作品、例えば絵葉書になっている「或る家族」を観ると、もうこれは安住した具象ではなく、抽象へなだれ込む危険性をはらんだ具象だということがわかる。線と色を計算して配置している感じがするのだ。

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美術館にたどり着くまでの「はけの道」の紅葉が素晴らしく、窓口のスタッフの感じもよく、言うことなしの美術館だ。ただ一つ残念だったのは、今回展示の抽象作品の絵葉書が無かったことだ。せっかく友人に送ろうと思っていたのに。次回は作ってくださいね。

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なお2階に行くと堂本と親しかった中村研一の作品が展示されていた。絵葉書になった「食卓」は洒脱な感じがする。

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また備前焼き「角形水差」も良かった。館内は撮影禁止なので仕方なく形を書き写しておいた。下手だけど。

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