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2007年11月 1日 (木)

フィラデルフィア美術館展

2007年11月1日(木)
「フィラデルフィア美術館展 印象派と20世紀の美術」(上野:東京都美術館)に行った。例のF君から招待券をゲットしていたので、高い観覧料(\1,500)が浮いて助かった。

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今回の収穫を列挙してみる。

1. キュビズムで知らなかった画家を教わった
アルベール・グレーズ「バルコニーの男」、ジャン・メッツァンジェ「浴女」は初めて見るし画家も知らなかった。これではキュビズム好きを名乗れないなあ。もっと修行しなきゃ。

2. 既知の画家の優れた作品をあらためて認識した
チャールズ・シーラーという画家は知っていたが作品をじっくり観る機会が無かった。今回初めて「ヨットとヨットレースについて」を観て驚いた。

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なんて素晴らしい絵なんだろう!ヨット群像という具象をベースに、切れ味鋭い構成感がたまらない。試みに画面の下3分の1を隠し、上部に描かれたヨットの帆だけ観ると面白い。完全な抽象画が生まれ、それだけでも充分観賞に値する。

3. 「まともな」デュシャンの絵に会えた
「チェス・プレイヤーの肖像」はいいなあ。柔らかい線の背後に堅固なキュビズムの構成が感じられる。「画家の父の肖像」はさらに時代を遡り、もはやデュシャンのハチャメチャさが微塵にも感じられない。ピカソの少年時代のドローイングみたいだ。

4. ブランクーシ命!も拝めた
「接吻」は不思議な作品だ。

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直方体の素材を彫ったというより、線を刻んだに過ぎないのだが、妙に立体としての広がりを実感させられる。手作業の温もりも感じ取れる。以前にも書いたかもしれないが、田舎(直情的表現、素朴)と都会(抑制された表現、洗練)の両面を併せ持つような作品だ。これはブランクーシの作品すべてに共通して言えることだろう。

5. クレー命!も健在
「魚の魔術」・・・何も言うことなし。

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6. カンディンスキーは冷たい抽象がいい
「円の中の円」・・・タイトルだけで興味が沸いてくる。

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今回もF君に感謝しなきゃ。

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