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2007年10月15日 (月)

仙厓・センガイ・SENGAI

2007年10月14日(日)

「没後170年記念仙厓・センガイ・SENGAI 禅画にあそぶ」(出光美術館)に行った。

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主な目的は「○△□」の現物をきちんと観て味わうことだった。

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間違えやすいので注釈を加えておくけど、横書きの場合当時は右から左に向って文字を書いていた。そのため実際の画面は「□△○」のように配置されている。これはセザンヌのように事物をすべて単純な形状に還元したものなのか、あるいはもっと広く宇宙全体を構成する諸元を表したものか、興味が尽きない。3つの形状が微妙に重なり合いながら軽快なタッチで描かれているのがすがすがしい。

また私が好きな題材「寒山拾得」の絵はないかと探したら、見つかった。「寒山拾得 画賛 双幅」なのだが、後年の漫画のような絵と異なり本格的に真摯に描いたようでとても上手だ。私はもっと軽い寒山拾得を期待していたのだが、そういう意味では期待外れだった。あまりにも上手すぎる。これではテーマそのものまで重くなってしまう。

また「書画入煎茶碗箱」が面白かった。要するに茶碗を入れる木箱なのだが、表面に笑った顔が描かれているのだ。そのニヤっとした眼と口がマンガ的で思わずこちらも笑ってしまう。所持する人をなごませようという心遣いなのだろうか。

他には「三聖画賛」というのが私には新鮮だった。仏教、儒教、神道のヒーロー達が一堂に会する絵だ。お釈迦様たちがなごやかに談笑している絵からは世の平和を感じ取れるが、はたして実際はどうだったのだろうか。その辺は歴史に詳しい人の意見を聞きたい。

なお余談だが、仙厓は観音様が大好きだったとか。色香に惑わされたのかな、と思いきや仙厓の描く観音像はあまり美人ではなかった。ちょっと期待外れだったかな。あんなに達者なら、描こうと思ったらいくらでも美人に描けたろうに。

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