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2007年9月24日 (月)

横浜公園の即興演奏集団

2007年9月22日(土)

真夏の暑さの中、カーフリーデーの催しで賑わう横浜公園へ行った。ブログで知り合ったテツさんが出演するので聴くためだ。他の出演者の名前等の情報がわからずどうしようかと思っているうちに、ご本人がブログ「中年とオブジェ」に記事を書かれた。必要な情報はすべて網羅されていたと思う。アヒルの着ぐるみのサックス奏者、舞踏家も交えたフリージャズだ。

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演奏は一人ひとりが個性ある即興演奏を披露し、なおかつアンサンブル全体としての秩序を感じさせる構成で素晴らしかった。即興の自由度と共にルールも決めて全体の流れを作っているのだろうけど、どんな決め事なのだろうか。主宰格の人のトランペット・サックスのソロが冒頭と最後に置かれ、その間全体アンサンブルの間に順次各楽器のソロが散りばめられていた。その順番を決めてるのかな。また中心となるキーぐらいは設定しているのだろうか。自由度と規則のあんばいには興味が尽きない。

こういうのを「フリージャズ」と呼ぶらしい。でもこれはジャズに限定しているようで、もっと広い概念で呼びたい気がする。代替案は難しいけど、「クリエイト・アンサンブル」とか「インプロヴィゼーショナル・アンサンブル」とか・・・。なぜこんな事を書いたかというと、いわゆる「クラシック音楽」の中の「現代音楽」の中の「即興演奏」との間で、もはや境界線がなさそうに思ったからだ。

友人のヴァイオリン弾きなどが参加したら面白いかなとも思ったが、屋外という場や他楽器との音響・音量バランスからしてそれは難しいだろうな。私のチェロなどもっとダメだろうな。そういう「演奏環境」である程度種別が出てくるかもしれない。「屋外インプロヴィゼーショナル・アンサンブル」と呼べば、演奏スタイル、楽器・・・などの相違を乗り越えた場の表現ができるかと思う。こういうジャンル分けなら硬直化しないで柔軟性を持つと思うけど、どうかな。そうすれば対語として「室内インプロヴィゼーショナル・アンサンブル」という概念もできて、こんどは私たちが登場できそうだ。

テツさんのお陰で楽しいひとときを持つことができただけでなく、上記のような考えをめぐらすきっかけも得ることができてよかった。

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コメント

ジョヴァンニさん、暑い中、いらしていただき
ありがとうございました。
当日はステージで午前と午後2回演奏を行ったのですが、
2回目の決め事は、リーダー庄田さんの
「たそがれた感じでやろう」の一言。
ソロ回しなども、その場の呼吸ですべて展開していきます。
キーを決めることも無く、お互いの音を聴きながら
なんとなく雰囲気がまとまってくる感じですね。

セッションの仕掛け人は実は「カモメ」なのですが、
「今日はちょっとまとまりすぎたんじゃない?」と
言っておりました。

ジャズ畑ばかりでなく、様々な世界を持ったメンバーです。

過分のお心配りをいただき横浜港のカモメ音楽家協会を代表して御礼申し上げます。
ご指摘の通り、ジャズというジャンルからは既に外れております。
ロックから来た演奏家、クラシック、現代音楽から来る方々、様々ですが1960年代はNEW THINGなんて呼び方もしておりました。その頃はジャズが主体でしたが既にボーダーレスになっております。
ぜひ、ZAIM204に足をお運び下さい、チェンバー・インプロでご一緒しましょう。

テツさん、スインギーさん、コメントありがとうございました。小生、もともとクラシック育ちですが作曲をするようになってからはジャンルの区分けに疑問を抱くようになりました。「ジャズ」「クラシック」「ポップス」などは便宜上は便利かもしれませんが、本当に面白いものを探そうとすると邪魔です。ZAIMにはぜひ遊びに行きたいです。

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