« ジョヴァンニつながり 作曲家の巻 | トップページ | 切手って楽しい その6 »

2007年7月 4日 (水)

東響メンバーによる弦楽五重奏

Photo_69
珍しく「普通の」コンサートを聴きに行った。「MUZA de ナイト コンサート2007」の第4回「東京交響楽団のメンバーによる弦楽五重奏 ~モーツアルトとドヴォルザーク~」(ミューザ川崎シンフォニーホール)だ。「トリオレヴリー」メンバーのヴァイオリン奏者J君が誘ってくれたのだ。ただ単に「コンサートを聴く」だけでは私は腰が重いが、終演後のお楽しみを思い浮かべ、内容も聞かずに二つ返事で行くことに決めた。当初はトリオ仲間3人で行く予定だったがピアノの「よいこ」さんが急用で来られず、J君と二人になった。

J君の目的(そして、それがそのまま収穫になったのだが)は次のような事だった。
1.これまでミューザ川崎のホールには行ったことがなかったので、一度行って見ておきたかった。
2.弦楽四重奏にダブルベース(ヴィオラではなく)が加わった弦楽五重奏とはどんな響きなのか、一度聴いてみたかった。
3.最近「ハーフセンチュリー弦楽四重奏団」の練習が思うように進まないので、ここらでプロの弦楽器奏者の演奏を聴いて、何か参考になることがあったら持ち帰りたい。

曲目は次のとおり。
モーツアルト作曲「ディヴェルティメント」ヘ長調K.138
ドヴォルザーク作曲「2つのワルツ」
ドヴォルザーク作曲「弦楽五重奏曲」第2番ト長調

まず演奏者を擁護する立場に立ってみると、このホールはサントリーホールのようにステージを360度ぐるっと取り巻く形になっている。(今回は観客数も少ないので演奏者の後ろ側には人を入れないようにしてあったが。)その広い空間の中心で室内楽を演奏すると、音がどうしても拡散し、響きが損なわれる。これは当たり前のことかもしれないが、演奏者にとっては大きなハンディだったと思う。まあ仕方ないかな。せめて後ろに反響版でも置いたらずいぶん違うのにな。でもそれでは見てくれがあまりにも悪くなるかな。

そういうわけで美しい音色は求めることができなかったが、弦楽器の弾き方という点でいろいろ参考になった。弓の返しとか、全体の音のバランスとか、音ではないが腰を浮かせて弾くパフォーマンスとか、勉強させてもらったポイントがいくつかあった。

ドヴォルザークは結構演奏者のことに気を配る作曲家のようで、この五重奏曲でも第一ヴァイオリンが中心とはいえ、他のパートにも美味しいメロディーを分けるなどの配慮が随所に見られた。また1,2小節でメロディーの断片を他のパートに受け継いでゆく箇所もある。今回の演奏では、そのようなところでは最初に旋律を弾いたパートが次に渡したら即座に音量を落として伴奏に回る、という協調が実践されていた。当たり前といえば当たり前だが、素人が練習すると、この按配がうまくいかないんだな。

終演後は「魚や一丁」にて演奏者でもないのに勝手に「打上げ」だ。このために来たとい

うとあまりにも演奏者に失礼かな。反省します。中生~八海山~久保田と進んで、ビールにも日本酒にも飽きた。しかしもう1杯飲みたかったので梅酒ロックを注文。その間、上記のような議論を延々と繰り返していた。同じことを2,3回しゃべったかもしれない。充実した夜だった。「よいこ」さん、次回は参加してね。楽しいよ。

« ジョヴァンニつながり 作曲家の巻 | トップページ | 切手って楽しい その6 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/163862/7043724

この記事へのトラックバック一覧です: 東響メンバーによる弦楽五重奏:

« ジョヴァンニつながり 作曲家の巻 | トップページ | 切手って楽しい その6 »

最近のトラックバック