五月の風♪金曜コンサート
「五月の風♪金曜コンサート」(横浜市栄区民文化センター リリス)に行った。妻が演奏したし、他の演奏者もほとんど顔なじみだ。私は演奏評が出来ないし書かないが、普通のコンサートでは「選曲評」(そんなのあるか?)は書く。でも仲間が多いと選曲にも意見しにくいなあ。後で袋だたきになりそうだから。
妻はアレンスキー作曲 2台のピアノのための組曲第2番「シルエット」作品23に出演した。「学者」「コケットな女」「道化役者」「夢みる人」「踊り子」の5つのシルエットが順番に表出されるという作品だ。
第1曲目の「学者」はフガートを軸にしている。対位法に基づくある種の堅苦しさによって、学者の人好きの悪さを表現しようとしたのだろう。他の曲も、重かったり、軽かったり、鈍重だったり、軽妙だったりと個性が花開いて面白い。
小学校の同級生がエレクトーン奏者で出演していた。プッチーニの「蝶々夫人」より有名な「ある晴れた日に」とグリークのピアノ協奏曲の2曲においてオーケストラ(もどき)を受け持っていた。電子楽器が実際のオーケストラと同じ音を出すのは不可能だが、ホルンなどは実物より綺麗な音に聴こえた場面もあった。概して管楽器のほうが弦楽器より電子的に近い音を出せるようだ。
歌のなかではシューベルトの「ズライカ」が今まで知らない曲だったので勉強になった。小学生の頃「冬の旅」を好きになり、それ以来シューベルトの歌曲のファンなのだが男声の曲しか馴染んでいなかったが、女声の歌曲もまだ奥が深そうなので今後の課題にしたい。
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