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2007年5月15日 (火)

藤森建築と路上観察

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「藤森建築と路上観察」(東京オペラシティアートギャラリー)へ行った。赤瀬川源平ファンの私は藤森の「建築探偵の冒険・東京編」を読み、路上観察の藤森として認知していた。つまり自分で建築を創造するより、街にある建築を観て歩く達人というイメージが強かったのだ。
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今回の展覧会で初めて藤森自身のクリエーションに触れることができたのだが、それは想像を絶していた。何という脆弱な建築だろう。樹木の上に茶室を乗っけるなんて。そこで茶道をたしなめと言われても、高所恐怖症の人でなくとも落ち着かないだろう。

このアンバランスな場に身を置き、そこで見出す感覚は近代的というより、逆に原初的に思われてならない。「原始的わび・さび」とでも呼ぼうか。しかしその中にも現代的要素が忍び込んでいるようでいて・・・なんだかグルグル回りしてしまったな。うまく表現できないけど、そんな感じなのだ。

履物を脱いで観賞するコーナーには大きな籠があった。小さな穴から這いつくばって中に入ると、そこでは路上観察のビデオを放映していた。日常的なものを何かに見立ててネーミングやストーリーを付けるそのユーモア感覚は素晴らしい。思わず笑って見入ってしまった。

他にも楽しい仕掛けがいっぱい。これは大人の遊園地かもしれないな。お勧めです。7月1日までやっているよ。

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コメント

このところ八ヶ岳の小屋建築でバタバタしており、すっかりご無沙汰してしまいましたー。
詳しくはこちらにアップしています。

ところで、藤森照信氏がああいうものを作るのは、私にはなんとなーくわかりますよ。
それは「血」だと思います。
縄文の血。
藤森氏は縄文の聖地・諏訪地方の出身(私も同様)で。縄文の血が入っていますので、なにを作っても自動的に野蛮になる運命なのでしょう。
まあご自分で「野蛮ギャルド」と言ってるくらいですから・・・
(赤瀬川原平も藤森照信も、昔からファンです)

yannさんコメントありがとうございます。八ヶ岳のほうも愛読しています。新居の作業は速く進んでいますね。
ブログ仲間には事後報告になりますが、先々週に父が昇天しました。高齢(88)なので悲壮感はありません。不謹慎のようですが役所への届けなどで大変です。昨晩久々に過去の日付で記事を書いたものです。

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