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2007年4月 7日 (土)

中村宏とタイガー立石

先日観た中村宏の「図画事件」に関連して、人生の楽しみ方の達人ともいえる中年とオブジェさんから教わったのだが、中村宏とタイガー立石とは「観光芸術」つながりだという。そういえば世紀末にタイガーの個展を観た記憶があった。「メタモルフォーゼ・タイガー 立石大河亜と迷宮を歩く」(1999年:大崎のO美術館)だ。

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さっそく図録を引っ張りだして見たらあったあった。「観光芸術誕生」のハガキだ。面白くなって図録をもっと見ていたら面白いものを見つけた。「アンデスの汽車」という作品だ。

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あれ?これってどこかで見たような気がするな。

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中村宏「図画事件」に出典されていた「千齣一齣物語」だ。強調された遠近法で描かれた線路の向こうから列車がやって来るというテーマと図柄はそっくりだ。これは間違いなくどちらかが真似したんだろうな。しかしアイデアが似ているといっても、両方とも別の感性をもとに描いており、そのエスプリは別個のものだから許される気がする。

このように作家同志のつながりというか、互いに刺激し合い、連携しながら腕を磨いてゆくという関係は素晴らしいと思う。また切磋琢磨して双方の作品が質的向上を見せれば、申し分ない。そんなことを考えさせられた。

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