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2007年3月17日 (土)

シャガールの白黒の銅版画

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「マルク・シャガールの銅版画-『死せる魂』展-」(町田市立国際版画美術館)に行った。動機は一つ。豊かな色彩に優れるシャガールがモノクロームの世界でどれほどの魅力を出すことができるか、確かめたかったんだ。

その結果、シャガールは大したものだという事を知ることになった。白黒の版画でも、シャガールらしさは充分発揮されている。例えば「ソバケーヴィチの家」という作品があるが、建物が左右に傾いたり、建物と付随物の大きさの比率が不自然だったりしている。それでいて、奇妙なバランスが取れており、描かれた物すべてが動きだしそうな楽しさに溢れている。

ゴーゴリの原作「死せる魂」は詐欺師の活躍するブラックな喜劇だが、シャガールの手にかかると、それが明るい喜劇に昇華してしまう。底抜けに明るいシャガールのキャラクターによってストレスも飛んでしまうようだ。

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