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2007年3月31日 (土)

行けなかった「時代と美術の多面体」

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このところ忙しくて行きたくても行けない展覧会が多い。「時代と美術の多面体」(神奈川県立近代美術館葉山)もその一つだ。とうとう開期が終わってしまった。F君が行っていれば「お土産」(チラシ、絵葉書、時々図録!)をもらえそうだが行った気配がない。残念だがチラシやプレスリリースを眺めて若干でも行った気分に浸ることにした。全体は8つの「章」に分けて構成されている。その中で私が興味あったのは3つだ。

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「第5章:都会のモンタージュ」は川辺昌久の作品が面白そうだった。チラシの表に載せられた「作品B」では左上の裸婦がいかにも大正ロマンを代表するような姿をしていて情感がある。幾何学的なコンポジションと情念的なものが不思議とマッチしているようだ。プレスリリースから拾った「作品B」も観たかったな。他に大好きな松本俊介の作品展示もあったとか。ますます残念。

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「第8章:モダニズムの詩と造形」とはいい言葉だ。それだけで大正時代の「前衛美術」が想起される。古賀春江「煙火」の展示が中心だ。2001年に「古賀春江創作の原点」(ブリジストン美術館)に行ったが、この作品は展示されてなかったようだ。これも見逃して残念。

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「第4章:静物―断片という全体」では里見勝蔵「マネキンの静物」が中心だったようだ。専門的には佐伯祐三らの「日本的フォーヴィズム」に分類されているらしいが、少しキュービズムのDNAも入っているように見える。

私は大正アヴァンギャルドから実験工房に至る時代(1920~50年代)に一種の郷愁とともに愛着を感じてしまう。そういう意味もあり、この展覧会をスキップしたのは誠に悔やまれるのだ。

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