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2007年3月23日 (金)

レボリューションアンサンブル

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久しぶりにコンサートなるものに行った。「レボリューション・アンサンブル」といって音大生中心のオーケストラだ。なぜ行ったかというと、別宮貞雄作曲の交響曲第3番「春」を演奏するので、別宮氏が妻宛に招待券を送ってくれたから。妻は中学生の頃「子供のための現代ピアノ曲集」で別宮作品のレコーディングを行ったので、その縁で別宮貞雄自作曲の演奏がある場合は招待券をくれるんだ。

「春」は思いっきり古典的なので驚いた。現代作曲家が普通の調性音楽を書くのは勇気がいると思うが、別宮貞雄はその辺の感覚が独特らしい。ベートーヴェンの曲からソナタ形式を学んだ作曲家らしく、第1楽章は主題労作の跡が見えて面白かった。ソ-----ソ(階名読み)という牧歌的な旋律の第1主題をはじめ、3つの主題が奏された。第1,2,3主題と呼ぶのか、それとも2番目は第1主題の副主題というか、まあそんな事はどうでもいいけど、展開部で複数の主題の垂直結合があったのは嬉しかった。私もソナタ形式で曲を作ると、必ずそれをやる。というか、それをやらないと収まらなくなっている。ここまでくるともう病気だね。

第2楽章は弦楽器の伴奏に乗ってフルートなどがゆったりした旋律を響かせた。演奏のことはあまり書かない習慣だが、ユニゾンでの管の音程が悪かったのは残念だ。弱奏なので目立つんだよね。でもどの楽器かわからなかった。途中でシ--ド、ミ--ド(階名読み)という旋律のワルツになり変化を持たせていたし、作曲はまあまあの出来だと思う。

第3楽章はちょっとダサいな。別宮大先生すみません。ソ--------シ(階名読み)という行進曲風の元気いい旋律で始まり、シンコペーションでリズムの変化をつけながら進んでゆく。中間部でソ-ラ、ソ-ラ(階名読み)という波が返すような部分を経て元に戻る。あるいはロンド形式だったかな。フィナーレはどうしても手抜き(失礼!)になりがちなんだよね。でもこれは仕方ないと思う。作曲家というのは大体において第1楽章に打ち込んで精魂尽き果て、それ以降は気力で書くことが多いと思う。別宮先生に限らずどんな作曲家でも、特にフィナーレはただドンチャンやってる曲が多い。ハイドンなんか典型的だよ。

演奏が終わり別宮先生が壇上に上がられたが、前回聴いたコンサートの時と違って、おしゃべりが無かった。ご高齢でさすがにしんどかったのかな。残念だが仕方がない。なお、他にはベートーヴェン作曲で2曲(エグモントと運命)が演奏された。運命の第1楽章でホルンが繰り返し2回ともとちったのはご愛嬌か。最後の挨拶で立ち上がったホルンのトップの人はなかなかイケメンだったよ。(フォローになってないか)。

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