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2007年2月27日 (火)

絵葉書の世界 その5

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これは小山冨士夫の「白掻落秋草文瓶」。出光美術館での個展で売っていた絵葉書だ。全体の形はシンプルだが、その周囲を縦横無尽に走る亀裂のような黒い線は大胆きわまりない。それらの線にまとわり付くように配置された点やボカし。微妙な濃淡のグラディエーション。どれを取っても味わい深い。

この展覧会と相前後して、岩手県在住のいとこ(陶芸家)が久しぶりに東京に来たので一杯やった。彼によると小山冨士夫は素人芸なんだそうだ。うーむ私のような素人から見ると一流のプロに見えるけどなあ。しかも小山は二代目清水蔵六をはじめ浜田庄司、北大路魯山人、バーナード・リーチなど一流どころに師事しているじゃないか。何が素人芸なんだろう?でも陶芸のプロであるいとこが言うんだから、きっと何かそうような要素が小山作品に見られるのだろう。そして、それが決して悪いということではなく、むしろ肯定的な意味なのではないだろうか。

そういえば小山は私の大好きなアヴァンギャルド陶芸家、八木一夫にも学んでいる。そんな側面も、小山作品の世界を広げているのではないだろうか。この絵葉書の作品を見る限りでは、すっ飛んだ八木作品の影響は何も感じられないけど・・・。

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