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2007年2月 6日 (火)

韓国古刺繍とポジャギ展

まずこの写真を見てください。「あっクレーの絵かな?」と思いませんか?

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友人のF君からまた展覧会のチラシが届いた。もちろん「行け」というメッセージだ。彼に「行けたら行く」という投げやりなメールを送ったが、結局足を運んでしまった。なんだか彼の呪縛にあっているというか、手の平で踊らされているような感じだな。それはともかくとして展覧会場に行ってみると、クレーの絵を思わせる作品に出会って驚いた。「チョガッポ」と呼ばれる刺繍の作品だ。行ったのは横浜のそごう美術館で開催されている「韓国古刺繍とポジャギ展」。珍しい企画だった。

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解説を読むと、朝鮮王朝の社会では女性の自由が制限されており、外出もままならなかったそうだ。大げさに言えば室内に幽閉された女性たちは、その寂しさを紛らわすために余り布でパッチワークを作り始める・・・というのがルーツらしい。しかしどんな形でも自由に描ける絵筆と異なり、様々な大きさの端切れを集めただけでは物の形を表現しにくい。その結果、具象表現をあきらめ、残された道はそれらを組み合わせて模様を作るということになる。そうなるとクレーの抽象絵画を思わせるコンポジションを探り当てるのは時間の問題といえよう。それにしても、専門的なアートの教育を(たぶん)受けていないであろう人たちが、このような美しい構成を編み出すとは驚きだった。

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コメント

面白い表現ですね。朝鮮王朝は、お隣ながら日本とは違う美の体系を築いていますね。そごう美術館、久しくいってないのですが、元気に活動していたんですね。
また、お誘いありがとうございます。梅原さんの本、是非お借りしたいので、どこかでお会いしましょう。詳しくはうちのブログのprofile欄にメールアドレスがあるので、そこに連絡いただくければ幸いです。

たぶたびすみません。このコメント欄に自動でメールアドレス入力されてましたね。

たぶたびすみません。メールアドレス、自動でここにはいっていますよね。

上村さんコメントありがとうございました。メールを送りましたので、ご確認お願いします。お会いするのを楽しみにしております。

DOMANI明日展、に出品しています。丁寧に観ていただいて感謝いたします。
 ちなみに、私は木口木版画を、柄澤さんに習いました。今から三十年ぐらい前のことでした。
 コメントも、ありがとうございました。

栗田さま、コメントありがとうございました。アーティストご本人とは驚きました。素人がわかったような書き方をして恥ずかしいですが、お許しください。

なお、アートと関係ない低い次元のことで恐縮ですが、年が近いようで、親近感を持つことができました。

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