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2007年2月24日 (土)

第3回半世紀記念コンサート

「第3回半世紀記念コンサート」(横浜市イギリス館)に出演した。ヴァイオリンのJ君が「1番と1番のあいだに在るもの」というタイトルを考え出した。うーむ哲学的でもあるが、内容がないよう(失礼!)でもあり、なんとも不可思議な表題だ。横浜市の広報に掲載され、このコンセプト(?)についての問い合わせが入ったとのことだ。変わったネーミングはPR効果を生むんだね

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今回のコンサートは産みの苦しみだった。本番直前にヴァイオリンのM君が抜けるというハプニングに見舞われ、予定していた弦楽四重奏曲2曲が御破算になってしまったのだ。それが判明したのが木曜の深夜だったから、実質的にはコンサート前日(金曜日)しか時間的猶予がなかった。それでも百戦錬磨の半世紀メンバーはめげず、モーツアルトのフルート四重奏曲とラフマニノフの6手連弾の2曲を代替曲として準備した。プログラムも急遽訂正刷りを作った。たった1日でよくここまで成し遂げられたと思う。

チェロという楽器の性格上、他の楽器に比べて出番は圧倒的に多い。今回も9曲中、半分以上の5曲に登場したのでさすがに疲れた。

今回の冒頭を飾ったのは、ブラームスの弦楽四重奏曲に代わり急遽準備したモーツアルト作曲フルート四重奏曲第1番だ。フルートは某社の重鎮S君。プログラムを作ってくれた功労者だ。直前の訂正版も作り、演奏も準備するので大変だっただろう。お疲れ様。ヴァイオリンは今回の会場手配など中心的な役割を果たしてくれたJ君。この曲で一番演奏が難しいパートであるヴィオラはT君。細かい音符が続いて大変だったね。チェロはジョヴァンニ。

続いてメンデルスゾーン作曲ピアノ三重奏曲第1番より第2楽章。ピアノはご伴侶が私と同じ会社のMさん。ピアノは右手だけで伴奏を弾きながら旋律を歌わせるので難しいんだ。今回初登場だけど、まとまりのいいアンサンブルに貢献してくれた。ヴァイオリンは続けてJ君。チェロはジョヴァンニ。

次は某社重鎮S君のフルートに妻のピアノ伴奏でシューベルト作曲「しぼめる花」の主題による序奏と変奏だ。この曲はフルートパートが技巧的に書かれているのだが、なんと伴奏のピアノも難しいので有名なんだ。ピアノのYさんによると、この曲、フランクのヴァイオリンソナタ、プロコフィエフのソナタが伴奏ピアノが難しい三大曲だとか。よくやるなあ。

1曲休んで次は妻との連弾で自作自演。ブログにはまったお陰で筆が止まっていた作曲だが、今回久々に新曲の発表だ。ピアノ連弾の為の前奏曲とフーガで、題して「山鳥の宴」。ウェブで検索すると、山鳥の鳴き声を聞かせるサイトがある。その中から面白そうなものを譜面に採り、組み合わせて作ったのだ。フーガはシジュウカラの泣き声を引き伸ばし、変形させたものをテーマとした。メシアンが創意した全音と半音が交互に並ぶ音階を採用した。最初はフーガ全部をこの音階で統一したのだが、妻から「暗すぎる」とクレームがあったので、長三和音が鳴る明るい部分を挿入した。さらに受けを狙って楽譜の表紙に凝ってみた。

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この表紙、いいでしょう!一番上に書いてある名前は、イタリア人作曲家っぽく見えるよね?中央の写真はコーネルの作品で、以前妻に宛てて出した絵葉書をスキャンしたものだ。だから最近始めた「絵葉書の世界」としてアップしても良かったんだけど、今回は楽譜の表紙を飾ることにした。

続いてドビュッシー作曲の2曲「バラード」と「ロマンティックな円舞曲」をピアノ連弾にアレンジしたもので、YさんとRさんが弾いた。Rさんは「トリオレヴリー」でJ君と私とユニットを組んでいる人だ。

次は今回急遽プログラムに追加したもう1曲、ラフマニノフの6手連弾(ピアニスト3人)だ。前の曲の二人に妻が加わった。プロのピアニストが3人で弾くとすごい迫力だな。

休憩後の最初はドップラー作曲「リゴレット幻想曲」。某社重鎮S君(アマチュアだがプロみたいにうまい)とご伴侶のMさん(プロの中でも上手なほうのプロ)の仲むつまじい演奏だ。しかしこの二人のうまさは尋常ではないよ。猛烈に速いパッセージをハモりながらピタっと合わせて吹くんだ。ピアノ伴奏はYさん。

次のバッハ作曲ヴァイオリン協奏曲第2番の伴奏に参加した。ソロヴァイオリンはヴィオラ担当T君のご子息だ。子供だと侮るなかれ、素晴らしい演奏を披露し、お客様はもちろん仲間うちでも驚きの声が上がった。伴奏は弦楽四重奏の予定だったが第1ヴァイオリンのM君が降り番になったので急遽フルーティストのMさんに代役をお願いした。第2ヴァイオリンはJ君、ヴィオラはT君。チェロはジョヴァンニ。ピアノはYさん。バロック音楽の協奏曲はソロパートに次いで通奏低音(今回はチェロとピアノ)が活躍するので楽しくてしょうがない。ただ第2楽章は音程を保持するのが難しく、ストレスフルだったな。

最後はラフマニノフ作曲ピアノ三重奏曲第1番「悲しみの三重奏曲」だ。ピアノはRさん、ヴァイオリンはJ君、チェロはジョヴァンニで「トリオレヴリー」として活動しているメンバーだ。練習回数が多く指導者のH君のアドバイスも受けていたので安定していると思った。しかし、疲れが出たせいか、いいところでミスをして完璧な演奏をフイにしてしまい、他の二人に申し訳ないことをしたなあ。

無理矢理(?)のアンコールとしてブラームス作曲ハンガリア舞曲第6番とエルガー作曲「愛の挨拶」のピアノトリオ編曲版で演奏した。

そして打上げは四五六菜館。降り番のM君も仕事を終えて駆けつけてくれた。二次会はAthensで松ヤニのワイン。疲れていたのでアルコールが回り、フラフラしながら帰途についた。長い一日だったな。

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コメント

この表紙、かっこいいですね!
書体の選び方もさすがだし、嬉しくなっちゃうビジュアルですね。
コーネルをもってくるとは・・・やられた!という感じです。

yannさん、ありがとうございます。今回は作曲の結果(音)より表紙(ビジュアル)で受けを狙いました(笑)。

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