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2006年11月10日 (金)

入れ子集め:中島敦の「木乃伊」

__44 「ブログの玉手箱」と呼ばれるニャンサーネットジャパンさんが「入れ子」について書かれたのがきっかけで、その神秘に浸りたくなった。最初に名前が挙がったのが澁澤 龍彦の「胡桃の中の世界」だ。あらためて読んでみたら澁澤はこのテーマでアンソロジーを編んだら面白い・・・ということを述べていた。同氏が「入れ子」のテーマで古今東西の物語などを収集・分析したら珠玉のアンソロジーができただろうな。 自分ではそこまでやる能力がないので、少しずつ断片を集めると面白いかなと思って本を読むときには注意を払うようにしていた。

__45 するとあったあった。中島 敦の「木乃伊」という短編だ。集英社文庫の「三月記・李陵」だとP.25に出てくる。これは「前世の記憶」をテーマにした掌編だが、過去の人間の記憶が重層的に注ぎ込まれたというイメージである。薄気味悪いと同時に、魅力的なものを感じる。

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